こんにちは。「クロジカ請求管理」コンサルティングチームの花田です。
サブスクリプションは定額制という意味で、月額利用料を払うことで利用者がサービスを受けられます。利用者にとっては定額制で使えるサブスクリプションサービスですが、提供者は収益成長率を考えてビジネスを行わなければ、利益と時間を消耗してしまうことにもなりかねません。
今回はサブスクリプションビジネスの収益成長率について考えていきます。
目次
サブスクリプションビジネスの理想的な売上とは
サブスクリプションは定額制のため、利用者にとってはお得感もあり、開始当初は売上が急激に上がる場合もあります。しかし、サブスクリプションビジネスは常に価値を提供し続けなければ解約のリスクがあるため、売上が高くなっても、利益は下がってしまうこともあります。
顧客へ価値を提供し続け日常の売上を保ちながら、一定数の利用者の増加が理想でしょう。
サブスクリプションビジネスにおいての理想的な収益成長率
サブスクリプションビジネスにおいては、顧客数を増やしながら既存顧客の収益をアップセルさせるというのが理想的な成長です。
急激な成長にはいくつかの落とし穴があるため予め年間の理想的な収益成長率を考えた上でサービスを提供するべきです。
急激なサブスクリプションビジネスの収益成長率で気をつけること
サブスクリプションビジネスを行う際、急激な収益成長率は気をつけなくてはいけません。急激な成長は、ユーザーが増えサービスのキャパシティを超える可能性もあります。そうならないためにサブスクリプションビジネスを行う際はキャパシティプランニングをしなくてはいけません。顧客の急増による品質低下、発送業務や入金確認などでバックオフィス業務が多忙となることは避けましょう。特に品質低下は顧客との関係性が悪くなり、クレームへと繋がり解約の可能性が高くなってしまいます。
サブスクリプションビジネスを行う場合は無理のないキャパシティプランニングをすることが大切です。
サブスクリプションビジネスの収益成長率を管理するために行うこと
サブスクリプションビジネスの収益成長率を一定にする方法はいくつかあります。ここでは収益成長率を維持するための方法をご紹介します。
サブスクリプションの収益成長率を一定にする方法
- セールやクラウドファンディングなど短期的にサブスクリプションの販売をする
- サブスクリプション販売数に上限を設定する
サブスクリプションの収益成長率を維持するために、効果的な方法は短期的な販売と販売数に上限を作り、販売する事です。例えば、短期的な販売をすることで話題性もあり、一定の販売数・認知度が高くなります。販売数の上限を設定することで急激な顧客が増えてしまう危険もなくなるでしょう。
最近話題となったサブスクリプションとしては、「四国水族館」がクラウドファンディングで水族館の年間パスを限定販売したものがあります。このクラウドファンディングはSNSでも話題となり、知名度も上がる結果となりました。一定数の上限をかけてクラウドファンディングをすることで収益成長率を維持して、知名度をあげた事例でしょう。
サブスクリプションビジネスの収益成長率が減少した場合
一般的な売り切りで販売するビジネスモデルからサブスクリプションビジネスに転換したばかりの場合、収益成長率が減少することもよくあります。
一時的に減少したとしても今後の収益成長率の伸びが見込める場合は、そんなに気にすることはないでしょう。顧客獲得に努めましょう。
しかし、よくない成長率は長期的な減少傾向になってしまうことです。長期的に収益成長率が減少している場合は、サービス内容の見直しを考えた方がいいでしょう。収益成長率が著しくない場合は顧客がサブスクリプションの内容に満足していない場合も考えられます。
まとめ
サブスクリプションビジネスを取り入れる企業も増え、日本でも浸透しつつあります。しかし、収益成長率を考えずに販売してそれが時間と売上の減少となりマイナスに働いているケースも少なくありません。
皆さんもサブスクリプションを導入の際は収益成長率を考えながら導入することをおすすめします。
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