こんにちは。「クロジカ請求管理」コンサルティングチームの花田です。
サブスクリプションサービスを行う上で、最も骨の折れる作業の一つが「継続売上の管理」です。ここにかかっている工数を減らせるように努力することは、顧客にとってわかりやすい料金プランを提示することにも繋がり、サブスクリプションサービス自体の質を上げることにもなります。
そこで本記事では、サブスクリプションサービス事業者が毎月の売上高を効率よく管理するための方法や考え方を紹介していきます。
目次
サブスクリプションサービスにおける売上管理上の課題
まずは、サブスクリプションサービスを行う上で陥りやすい、売上管理上の課題について触れていきます。自社でも同様の課題を抱えていないか確認してみましょう。
料金体系が複雑
一見、シンプルに設定した月額料金であっても、契約や顧客の利用状況などによって、最終的な請求金額が複雑になってしまうことがあります。また、基本月額料金が一緒でもオプションサービスなどを付加すると、顧客によって月々に支払う料金にバリエーションができてしまうため、それだけ管理が難しくなります。
請求書の作成・発行作業が複雑
料金体系とも密接に関わっている部分ですが、顧客によって請求する月額料金が異なれば異なるほど、請求書の作成・発行作業も時間がかかることになります。特に、これらの作業を手動で行っている場合は、顧客それぞれのステータス、請求料金を調べて入力していかなければならないため、非常に手間のかかる作業となるでしょう。
売上管理を楽にするための方法
サブスクリプションサービスは、一般的に、計上する売上の金額が小さい分、顧客の数がかなり多くなります。そのため、何の工夫もなしに顧客それぞれの利用状況を隅々まで把握するのには限界が出てきます。ここでは、問題の根本に目を向ける方法と、処理自体を効率化させる方法についてご紹介します。
料金体系を明確にし、会計処理を単純化する
こちらは問題の根本に目を向ける方法です。売上管理が複雑化してしまう原因の1つとして、月額料金にバリエーションができてしまうことは先に述べたとおりですが、これをシンプルにしていく方法です。
例えば、各オプションをそのまま用意するのではなく、予め3つ程度のプランに絞り、顧客にその中から選択してもらうことによって、料金体系自体を3つに絞ることが可能になります。
サブスクリプションサービス特化型の売上管理ツールを用いる
こちらは処理自体を効率化させる方法です。今まで手作業や表計算ソフトなどで管理していた売上管理を、サブスクリプションサービスに特化した売上管理ツールに変えることによって、入金消込や請求書作成などをほぼ自動化することができ、ツールの導入費用を上回る人件費削減が見込めるでしょう。
昨今のサブスクリプションサービスの普及に比例して、現在も、多くのサブスクリプションサービス特化型の売上管理ツールが開発されています。導入したことがなければ、一度試してみることをおすすめします。
まとめ
今回は、サブスクリプションサービスの継続売上を管理する上での課題と解決方法についてご紹介致しました。
ひとえにサブスクリプションサービスといっても、各サービスごとに様々な課題があるでしょう。そのような課題に直面した時に、気合で処理を完遂させることもできるかもしれませんが、今回ご紹介したように、問題の根本に目を向けたり、処理自体をより効率化出来ないかを模索することは非常に重要です。
シンプルな料金体系と、効率の良い売上管理の整備を進めることで、顧客のみならず、会社で働く全ての人が、今よりももっと個々の強みを生かして働くことができるようになっていくでしょう。
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