こんにちは。「クロジカ請求管理」コンサルティングチームの花田です。
サブスクリプション事業において、重要な指標のひとつに、MRR(月間経常収益)があります。毎月決まって発生する売上(継続課金売上)を把握し、収益にどのように反映しているのかを分析することは、今後事業を成長させるには、重要な指標となってきます。
顧客の数が多くなればなるほど、こういった分析に関わる数字の管理には、スピードと正確さが求められるため、集計に手間がかかる場合、担当者にとっては負担になってしまいます。
この記事では、WebコンサルティングとWebマーケティングサービスを提供する企業のインタビューをもとに、毎月の売上管理の悩みや問題点と、改善案についてご紹介します。
目次
請求・入金管理と売上管理が連携しておらず、MRRをリアルタイムに把握できない
今回インタビューした企業は、WebコンサルティングやWebマーケティングサービスなど、複数のサービスを提供する企業です。
サブスクリプション事業をおこなっており、主に3つのサービスを提供しています。この企業では次のような悩みをお持ちでした。
- 請求・入金管理と、売上管理の紐付けがされていないため、毎月の数字がすぐに確認できない
- MRRの売上予測を見たい
サブスクリプション事業をおこなっているため、毎月決まって発生している売上の数字は、リアルタイムで把握しておきたいと考えておられましたが、請求・入金管理と売上管理のシステムの連携がされていないため、すぐに確認するのが難しい現状がありました。
また、取引先によっては、一度一括で請求し、役務の提供に合わせて取り崩して売上計上することもあり、複雑になっています。請求・入金管理と売上管理の連携は、より重要な課題となります。
現在の売上計上業務の流れ
この企業では、主に3つの管理システムを利用しています。案件の受注については案件管理システムを利用し、契約管理と請求管理については営業管理システムを、財務会計についてはクラウド型の会計ソフトを利用しています。
入金の消込は、営業管理システムの拡張ソフトウェアを活用し、請求と入金の紐づけがなされていますが、自動消込の機能は無いため、実際の入金額を銀行明細で確認しながら、請求データと照合し、エクセルで消込をおこなっています。
売上管理についても、エクセルを使用し、管理部門5人で、手動で行なっています。
それぞれ、部門のシステムが個別に管理されているため、毎月のリアルな数字をすぐに集計するには、手間と時間がかかってしまいます。
では、こういった課題を解決するには、どのように改善していけばよいのでしょうか。
請求、入金、売上の管理システムを連携させて、作業効率を上げる
部門ごとに使用している管理システムを、連携させる仕組みやシステムの導入を検討してみましょう。
顧客情報や契約内容、請求データなど、各部門の情報を共有することにより、作業効率も上がります。また、入金の消込についても、顧客データを利用した紐づけができれば、自動消込等が可能になり、目視で銀行明細と照合する手間や時間も削減されます。
顧客が増えれば増えるほど、こういったシステムの連携は必要不可欠となっていきます。
継続売上か単発売上か、売上計上を項目別に自動集計させ、常にMRRを可視化する
これまで、エクセルで手動でおこなっていた売上の集計を、自動集計させる売上計上システムや仕組みを導入し、いつでもMRRが確認できるようにする必要があります。
例えば、毎月決まって発生する継続課金の売上なのか、従量課金による追加の売上や初期費用の売上なのかを、契約内容や請求データと連携させて、それぞれを分けて自動集計することで、項目別に月次推移など一覧で確認できるようになります。
MRRの数字を把握し、月次で比較できれば、売上予測を立てられるので、その後の対策も打ちやすくなるというメリットがあります。
サブスクリプション事業において、MRRをリアルタイムで把握することは、事業の成長率を測る、重要なポイントとなります。
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