こんにちは。「クロジカ請求管理」コンサルティングチームの花田です。
新型コロナウイルスの影響や消費者の行動変化により「モノを持たない生活」が広がっており、サブスクリプションビジネスの市場規模が拡大しています。クラウドをはじめとしたIT系のサービスはもちろん、最近では不動産業界でも徐々に浸透してきています。この記事では、不動産業界でサブスクリプション形式のビジネスを導入することで得られるメリットを紹介します。
不動産業界の概要
不動産業界とは、土地や建物を活用してビジネスを行う業界です。不動産と聞くと、賃貸をしたり、住宅の販売をしたりすることが想像できますが、ビルや商業施設を開発する企業(デベロッパー)やマンションをはじめとした物件を管理する管理会社も不動産業界の領域です。
これまでの不動産業界のビジネスモデル
不動産業界の代表的なビジネスモデルには、「流通」、「賃貸」、「開発」、「管理」があります。
流通
賃貸物件のオーナーと入居者をつなげることで得る仲介手数料を収益とします。また、不動産の売主から販売委託され、買ってくれる相手を探すことも流通にかかわる業務です。
賃貸
自分が所有している不動産を企業や個人に貸し出して、賃貸料を得るビジネスモデルです。
開発
自ら土地を購入し、ビルや商業施設を建設して利益を得るビジネスです。時には街全体を巻き込んだ規模で行われれるため、大企業(デベロッパー)などが開発のマネジメントを行います。
管理
ビルやマンションのメンテナンス・清掃・修繕のほか、商業施設のテナント誘致、賃料の回収など、縁の下の力持ち的な業務を行っています。不動産の管理手数料などが主な収益源です。
いずれのビジネスモデルも、利用者を確保することができない場合は収入が減少する可能性があるほか、賃貸料の滞納リスクなどもあります。しかし、次の項目で紹介するサブスクリプション形式であれば、これらのデメリットを解消できるかもしれません。
不動産業界にサブスクリプションビジネスを導入して得られるメリット
サブスクリプションモデルのビジネスと聞いて思い浮かべるのは、動画や音楽の配信サービスやクラウドサービスですが、不動産業界でもサブスクリプションが定着し始めています。
例えば、月額料金を支払うことで、登録されている物件のうちの好きな場所に住むことができるサービスです。新型コロナウイルスの影響でリモートワークが普及していることや自宅で過ごす時間が増えていることもあり、一生同じ場所に住むのではなく気軽に居住地を変えるというライフプランが少しずつ拡大しています。
賃貸形式のサブスクリプションビジネスを導入することで、以下のようなメリットを受けることが期待できます。
貸主側のメリット
- 利用者の囲い込みが可能
- 多くの物件を有効活用できるため、空室や利用者を確保できないリスクを減らすことができる
- 定期定額の料金体系であるため、安定
- 継続した収入を得られる
借主側のメリット
- インターネット上で契約が完了できるため、気軽に申し込みできる
- 月額料金で利用できるため、敷金や礼金といった初期費用が不要
- 自分の用途や好みによって、利用する物件を気軽に変えることができる
また、居住用の不動産のほか、時間従量制で借りることができるコワーキングスペースや全国の施設を自由に利用できるシェアオフィスといった形式も注目を集めています。
まとめ
不動産業界においても、サブスクリプションビジネスはじわじわと浸透してきています。消費者のライフスタイルの変化に伴ってトレンドやニーズもシフトしつつあるため、サービスを普及させることができれば、定期的な収入確保も可能となります。不動産ビジネスの新しい形としてサブスクリプションの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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