こんにちは。「クロジカサーバー管理」 IT/テックライターのkait78です。
企業ホームページやECサイト等を動かすサーバーは、定期的なメンテナンスやセキュリティ対策が必要です。しかし、サーバーのメンテナンスやセキュリティ対策は多くの時間と専門的なスキルが必要であり、中小企業のWebサイト担当者だけで対応するには難しい場合があります。
今回は、Webサイトのサーバー管理を外部委託業者へ依頼する委託費用や委託業者の選び方をご紹介します。
この記事でわかること
① サーバー管理を自社内製する場合の業務範囲
② サーバー管理を外部委託するメリット
③ 委託費用相場
④ 外部委託業者の選び方
目次
サーバー管理担当者の業務内容
まず初めに、自社でサーバー管理をする場合のサーバー管理業務についてご紹介します。
セキュリティ対策
サーバーのセキュリティ対策は非常に重要です。担当者は、ファイアウォールの設定や侵入検知システム運用・サーバーの状態監視など、サーバーの安全性を確保するための対策を実施します。セキュリティ対策を怠った場合、個人情報の流出の原因となり多額の損害倍書や企業ブランド・信頼低下に繋がってしまいます。
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サーバー監視・障害対応
サーバーは24時間365日稼働しており、いつ障害が発生してもおかしくありません。もし、サーバー状態に異常が発生した場合は、夜間・休日を問わず迅速な対応・対策を講じる必要があります。
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定期的なサーバーメンテナンス
Webサイトのパフォーマンス最適化やセキュリティの強化をするため、サーバーの定期的なメンテナンスが必要です。サーバー管理担当者は、定期的なソフトウェアアップデートやバックアップの実施、ハードウェアの点検などを行います。
また、サーバーのメンテナンス作業を実施する場合は、サイトの利用者が少ない夜間帯に実施する場合が多く、担当者は夜勤で対応するか、日勤から残業をして対応する必要があります。このように、サーバー管理を自社で実施する場合は多大な時間とスキルが必要です。これ以外にも、Webサイト担当者はコンテンツ制作やサイトマーケティングをしなければなりません。
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サーバー管理を外部委託するメリット
上記で紹介したように、自社で運営するWebサイトやECサイトが数サイトある場合、サーバー管理は外部委託に任せた方が良いでしょう。ここでは、サーバー管理を外部委託するメリットをご紹介します。
サーバー管理担当者の負担軽減
企業内でサーバー管理を行う場合、シフト勤務を組んだうえでセキュリティ対策やメンテナンスを行う必要があります。サーバー管理を外部委託することで上記の業務負荷を軽減し、担当者はコンテンツ制作やマーケティングに集中することができます。
専門スキルを持った企業に任せられる
サーバーの管理には専門的な知識と経験が必要です。
インターネットの記事を鵜呑みにして、理解していないままサーバーの再起動やソフトウェアのバージョンアップをすると、Webサイトが正常に動作しなくなる可能性があります。外部委託業者はサーバー管理を専門で行っているため、十分なナレッジがあり、より安全にサーバー管理が可能となります。
運用コストの最適化
専門業者は効率的なリソース管理と運用を行い、無駄なコストを削減します。例えば、リソースのスケーリングや最適化により、必要な分だけのリソースを使用することで、過剰なリソースを持つ必要がなくなります。また、専門業者の経験とノウハウを活用することで、運用効率が向上し、コスト削減が実現します。
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サーバー管理の外部委託費用相場
次に、サーバー管理の外部委託費用相場についてご紹介します。
初期費用と月額費用が発生する
一般的に、サーバー管理の外部委託をする場合は初期費用と月額費用がかかります。それぞれ見ていきましょう。
初期費用
サーバー管理の委託を開始するにあたり、初期費用が発生します。
初期費用には、管理システムのアカウント作成やサーバーに対して監視をできるようにする設定の導入作業が含まれています。初期費用は、管理するサーバーのアプリケーションや台数にもよりますが、1万円から10万円程度が必要です。キャンペーンにより、初期費用無料で提供している企業もあります。
月額費用
月額費用は、サーバー管理業務の実施による対価となります。これもサーバーのアプリケーションや台数によりますが、数万円から10万円程度が相場となっています。サーバーの管理だけでなく、電話窓口や障害対応などのサービスを提供している企業もあります。
外部委託費用の相場は月数万円程度
サーバー管理の外部委託費用をまとめると、初期費用・月額費用共に数万円から10万円程度となります。ただし、業者や契約内容により変動があるため、詳細費用は個別に確認しましょう。例えば、決められたサポート対応回数を超過すると別料金が発生したり、対応可能な項目に制限があります。
外部委託業者の選び方
サーバー管理の外部委託業者は複数あります。
外部委託業者を選ぶ際には、以下のポイントに注意しましょう。
料金設定は明確か
委託業者の料金設定が明確であるかを確認しましょう。
隠れた追加費用や契約条件に注意し、自社の予算に合わせた会社を選びます。しかし、料金だけで外部委託業者を選定することは危険です。安くで請け負う業者の場合、委託業者に十分なスキルが無かったり、委託業者自身がサイバー攻撃に遭う可能性があります。
令和3年の総務省報告によると、総務省において業務委託を行っている事業者がランサムウェアの被害に遭い、委託業者の保有する情報が流出した可能性があると報道されました。サーバー管理はセキュリティインシデントや企業活動に直結する業務であるため、しっかりとした企業を選びましょう。
委託業者の実績は十分か
業者の実績や信頼性も重要な要素です。受注実績件数や、受注企業の業種を調査し、信頼できる業者を選ぶようにしましょう。一般的に行政や銀行、大企業の管理を請け負っている企業は信頼性が高いです。また、ISO27001やプライバシーマークの認可を受けているかも重要なポイントとなります。
サーバー管理以外のサポートが充実しているか
サーバー管理以外のサポートが充実しているかも考慮しましょう。例えば、データのバックアップ設定やそのバックアップのリストア対応、SSL証明書更新作業など本来であれば別途費用がかかる業務もサポートしている場合があります。また、サーバー管理導入時も、既存システムの仕様調査やサーバー移行もサポート内として扱う委託業者もあります。
サーバー管理は「クロジカサーバー管理」へお任せ!
サーバー管理を外部委託する場合は、「クロジカサーバー管理」 がおすすめです。
「クロジカサーバー管理」では、上場企業や自治体、教育機関など、さまざまな業界の企業様にご利用いただいています。さらに、セキュリティ対策や監視、メンテナンスなど、幅広いサーバー管理業務に対応しています。
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※導入事例の一部を掲載
ライター:kait78
元大手通信事業者のインフラエンジニア。ネットワーク・サーバー・AWS領域でIT/テック記事に特化した記事を執筆。Webサーバーにまつわる課題や悩みに対して実務経験を基にした、現場社員目線の課題解決となるアイデアを提供します。
監修者:クロジカサーバー管理編集部
コーポレートサイト向けクラウドサーバーの構築・運用保守を行うサービス「クロジカサーバー管理」を提供。上場企業や大学、地方自治体など、セキュリティ対策を必要とするコーポレートサイトで250社以上の実績があります。当社の運用実績を踏まえたクラウドサーバー運用のノウハウをお届けします。
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