
社員の動きが一目で分かる!現場の業務効率化を実現
新日本建工株式会社様は、香川県高松市を拠点に、オフィスビルや商業施設など多様な建築物の内装仕上げ工事を手がける企業です。
クロジカ導入前は、急な予定変更が多くスケジュールの把握や共有が難しいうえ、会議の日程調整にも時間を取られていました。
こうした背景から同社は、業務予定や社員の所在を正確かつ効率的に共有できる仕組みの必要性を感じ、デジタル化の検討を進めました。
今回は、その経緯や導入効果について、工務部の二川香奈様にお話を伺いました。

所在把握・会議調整・日報入力・・・現場を悩ませていた“3つの非効率”
── クロジカスケジュール管理を導入する前、どのような課題がありましたか?
二川様:まず大きかったのは「今誰がどこにいるのか把握できない」という点です。ホワイトボードや朝礼で予定を共有してはいたものの、建設業では現場のトラブルや急な変更が頻発し、計画通りに進むことはほとんどありません。その結果、担当者の所在がすぐに分からず、非効率な移動時間も大きな負担となっていました。
さらに、会議の日程調整にも大きな負担がありました。一人ひとりに電話で予定を聞いて回る必要があり、支店をまたいで確認するだけでかなりの時間を取られていました。
また、日報の入力も非効率でした。社内からでないとシステムに入力できず、外出中に内容を反映できないため「誰がその日にどこに行っていたのか」がリアルタイムに共有できませんでした。そのため、日報を見ないと、その人が1日どのように動いていたかも把握できませんでした。
決め手は“見やすさ”全社員の予定が一目で分かり、月10時間の社内調整削減も実現!
── 数あるスケジュール管理ツールの中でクロジカを選ばれた理由は何でしょうか?
二川様:一番の決め手は「見やすさ」です。全社員の予定が一覧で分かる点が社長の求めていた理想に合致しており、即決に近い形で導入を決めました。
以前は、他のスケジュール管理ツールを試したこともありましたが、大人数で利用すると画面が煩雑になり、管理が難しく感じていました。その点、クロジカはシンプルで直感的に使えたのが良かったですね。
── 実際に導入されて、どんな効果がありましたか?
二川様:社員の所在が一目で分かるようになったことで、誰がどこにいるかをすぐに把握でき、移動や「ついでの用事」の依頼もスムーズにできるようになりました。そのおかげで無駄な移動が減り、社内全体の動きが効率化しています。
また、会議やアポイントの調整も日程調整機能で簡単になり、以前は月に5〜10時間かかっていた確認作業がほとんど不要に。他の業務に時間を使えるようになりました。
さらにスケジュールと日報を一体化した運用に切り替え、スケジュール入力欄の「内容」にその日の業務内容を記入する形式にしました。これにより、どの社員がどの現場で何の作業を行ったのかがスケジュール上で一目で把握できるようになり、同時に日報としても活用可能になりました。外出先からも記録が可能になり、入力作業の負担も大幅に軽減。社員からも『その場で予定を入力できるのは便利』と好評です。
── 今後、どのように活用を広げたいとお考えですか?
二川様:スケジュール管理はすでに社内に定着しており、今後はクロジカスケジュール管理とは別のサービスとして提供されるAIを活用した書類管理にも関心を持っています。
建設業界はまだアナログな部分が多いため、今後も積極的にデジタルツールを取り入れ、働き方改革や業務効率化につなげていきたいと考えています。
── 同じような課題を抱えている企業へ、メッセージをお願いします。
二川様:当社も、スケジュール管理や日報の入力など、現場の負担が大きいことが課題でした。導入後は「誰がどこにいるか」が一目で分かるようになり、移動や業務の共有がスムーズになったことで、無駄な手間が大幅に減りました。
最初はデジタルツールに不安もありましたが、実際に使ってみると操作も簡単で、現場の負担軽減を実感できました。同じように業務効率化に悩んでいる企業の皆さんも、まずは身近な業務からデジタル化を試してみると良いと思います。

社名 | 新日本建工株式会社 |
事業内容 | 建設工事における軽天内装仕上工事事業 |
Webサイト | https://shinnihonkenko.com/ |