藤城建設様は札幌市東区中沼町の一拠点で運営しており、地域密着型工務店として新築戸建て住宅の設計と施工及び監理を行っている住宅建築会社です。お客様へ良質な住宅をリーズナブルな価格で提供し、迅速なアフターケアを心掛けておられ、意匠と性能の両面で優れた住宅を表彰する設計実例コンテストや、14,000社以上が集まる全国最大級の住宅コンテストにて賞を多数受賞されております。
また、様々な自社ブランドを展開し、今年で創立30年目になりますが、創業から現在に至るまで「全ての人」が「豊かで幸せな生活」を送ることができる「良質な住宅」を提供することを考え、成長を続けておられます。
クロジカ導入前、業務予定をホワイトボードで管理していましたが、スケジュール確認が取りづらく、社内外の予定・情報が共有出来ておらず、デジタル化を検討し始めたとのこと。そんな同社が「クロジカスケジュール管理」導入に至った経緯や現在のご利用状況、得られているメリットなどについて、常務取締役の川内様と企画課の勝木様のお二方にお話を伺いました。
~注文住宅から建売まで~暮らしに「よりそう」中沼のほっこり工務店
── 貴社の事業内容を教えてください。
川内様:弊社は、札幌市東区中沼町で30年、地域密着型工務店を営んでおります。特に住宅建設を生業にしており、ここ10年で4種類のブランドを新たに展開するに至りました。
具体的には、ローコストで暖かい住宅を提案する「ゆきだるまのお家」、札幌初の平屋を専門にした「平家製作所」、エネルギー素材に特化した住宅を提供する「NORTH LAND PRIDE」、住宅だけでなく土地・注文建売を販売する「土地が先か、家が先か」など、幅広く事業展開しています。
── 貴社が複数のブランドで事業展開するに至った経緯を教えてください。
川内様:過去に弊社は、消費税アップに伴って集客が落ちた時期がありました。その時、船井総合研究所様からコンサルティングを受け、ローコストを軸にしながら高性能にこだわった事業展開を始めたのがきっかけです。例えば、「ゆきだるまのお家」は北海道民なら誰しもが作ったことのある雪だるまをイメージし、ブランド名から連想されるイメージとは逆に暖かいお家を提供することで、札幌市内では、だんだん周知していただけるようになりました。
暖かいお家を建てるにあたり、トリプルサッシや最上級高断熱玄関ドアから、第一種全熱交換型換気システムにまでこだわり、太陽の日射を取り込むシンプルな設備で暖かいお家を提供しております。
勝木様:弊社は、お客様へ良質な住宅をお手頃価格でご提供し、迅速なアフターケアを心掛けているため、対応エリアとして会社所在地よりおおよそ半径40km圏内を想定して営業しております*。エリアを限定することで、アフターメンテナンスの対応速度や家をローコストで建てることを実現しております。
*アフターサービスにお時間をいただく等のご了承をいただいた上で、半径40kmエリア外につきましても、対応可能な場合もございます。
ホワイトボードでスケジュール管理。業務管理をスムーズに行うため、DX化を検討・・・
── クロジカ導入前に抱えていた課題や悩みを教えてください。
川内様:当時はタイムスケジュールをホワイトボードで管理しており、社員が増加するにあたって、業務の予定を分かりやすく管理したく、効率化出来るグループウェアを探していました。
導入前の課題は、営業の時間把握をするのが難しい点でした。営業が予約でどんどん埋まっていくと、ダブルブッキングが度々発生していました。
── オープンソース版の時代からご利用いただき、約40名様にてご利用いただいておりますが、最終的に導入する決め手となったポイントはどんな点でしたか。
川内様:一番の決め手になったポイントは「他社員のスケジュールを把握出来る点」と「コスト面」ですね。スケジュール共有が出来ることで、営業の予定が組みやすく、プライベートの予定管理と両立も可能な点が魅力的でした。
また、コスト面を考えた時に費用対効果が高く感じましたね。「設備予約機能」も便利で、モデルハウスや社用車などを管理するのに非常に役立っております。
── クロジカ導入後、お使いいただく中で得られた効果や影響・変化を教えてください。
川内様:導入以降は、予定のダブルブッキングも無くなり、営業効率が上がり、円滑に業務に取り組めるようになりましたね。
勝木様:社長を筆頭に社内の管理職の方がクロジカにスケジュールを入れることで、直接お伺い立てるタイミングが取れない上層部の方や相談がある上司とコミュニケーションが取りやすくなった点は、とても良い影響を与えましたね。
── 具体的にクロジカの機能面でご愛用いただいてる部分はどの機能になりますか?
川内様:カレンダー・タイムライン・フォルダ報告書・掲示板です。この辺りは、毎日利用しています。特にフォルダ報告書と掲示板は重宝していますね。前者のフォルダ報告書機能に関しては、フォルダに入れるようにすると、他部署の打ち合わせや確認事項の内容を社員の誰でも見ることができるので良いですね。
また、後者に関してはお客様からいただいたアンケート関係を、全て掲示板に出すようにしてます。お客様からの評価の良し悪しを、簡単に全社員に共有してオープンにすることで、結果的に当事者の意欲向上だけではなく全体改善につながるなど、良い方向に向かっていると思います。
僕はもう、クロジカにスケジュールが入っていないものは、1つも覚えてないぐらいです。
勝木様:タイムラインとカレンダーです。プライベートの忘れてはいけない用事もクロジカに入れています。また、カレンダーは色分けがカラフルですごく見やすいので確認しやすくて助かっています。3人、4人で打ち合わせをしたくて空いてる時間を確認する時、色が人によって異なるので分かりやすいですし、カレンダーの表示形式をブロックや週・月と選択することもできるので、予定を入れやすいです。
── 最後に、御社が今後取り組んでいかれたいことをお聞かせください。
川内様:ありがたいことに、ここ数年着工件数が安定しており、現メンバーで進めていけるイメージが掴めてきました。
このように、会社が一丸となって業務に取り組めていられるのは、ひとえにクロジカの存在が大きいと感じています。クロジカを導入したことで、営業・工務・企画などすべてのメンバーの無駄な時間を大きく削減できました。結果、部署間・役職間を越えたコミュニケーションが一層図れるようになり、業務を円滑に進める為の環境作りができました。
クロジカは、社内情報共有ツールとしてだけでなく、会社と成長を結びつける育成ツールだと考えております。今後も、クロジカでスケジュール管理を行いながら、住宅建築の分野を基点として、様々な事業にチャレンジしていきたいと思います。
社名 | 株式会社藤城建設 |
事業内容 | 木造住宅(共同住宅含む)の新築・改築・リフォーム非木造住宅の改築・リフォーム |
Webサイト | 株式会社藤城建設:https://www.fujiki-kensetsu.co.jp/ |