クラウドサーバーへの移行にかかる費用は?

クラウドサーバーへの移行は、ウェブインフラということもあり一大プロジェクトのため多くの企業にとって重要な課題です。しかし、クラウドサーバーへの移行費用の相場やどの部分がコストカットできるかといった詳細を理解することは、容易ではありません。

本記事では、クラウドサーバーへの移行に関する費用やコストを抑えることのできるポイントについて詳しく解説します。

この記事でわかること

① レンタルサーバーやオンプレミスからクラウドへ移行する際の費用
② クラウド移行の初期費用と運用費用について
③ クラウド移行でコストを抑えるためのポイント

クラウドサーバー移行の初期費用と設定費用

初期費用概算とその内訳

クラウドサーバーへの移行には、ハードウェアの設置やソフトウェアのインストールが不要であるため、初期費用が抑えられることが多いですが、それでも一般的には20万円〜100万円程度の費用がかかります。これにはクラウドアカウントの設定、データのバックアップ・リカバリー、ネットワーク設定などの初期構築費用が含まれます。

クラウドサーバー移行の初期費用は、使用するクラウドサービスの種類や規模、データ量、移行方法などによって大きく異なります。例えば、大規模なデータセンターを持つ企業が、自社のサーバーをすべてクラウドに移行する場合には、初期費用が数億円から数十億円かかることもあります。一方、中小企業が、一部のサーバーをクラウドに移行する場合には、初期費用が数万円から数十万円程度で済むこともあります。

一般的に初期費用には、以下の項目が含まれることが多いです。

クラウドサーバー移行の初期費用項目内訳

・クラウドサービスの契約費用(AWSやAzureなどの登録にかかる人件費)
・データ移行費用
・セキュリティ対策費用(WAFなどセキュリティアプリケーションの導入)
・ネットワーク設定費用
・システム設定費用
・専門家サポート費用

これらの費用は前述したとおり、一般的には一般的には20万円〜100万円ほどですが、クラウドサーバー(インフラ)構築・保守会社によって異なるため、事前に複数のサーバー構築・保守会社から見積もりを取ることが重要です。

初期費用に含まれる設定項目

クラウド環境の設定費用には、システムの設定やセキュリティ対策、接続設定、クラウドサービスのカスタマイズなどが含まれます。それぞれの要素がどのように費用に影響するかを詳しく見ていきます。

システムの設定

システムの設定には、クラウドサーバーのOSやミドルウェアのインストール、アプリケーションの構成などが含まれます。これらの設定はクラウドサービスベンダーが提供するツールやマニュアルを利用して行うことができますが、複雑なシステムの場合には、専門家のサポートが必要となることもあります。

セキュリティ対策

セキュリティ対策には、ファイアウォールや侵入検知システムの導入、データの暗号化(SSL暗号化)などが含まれます。AWSやAzure、GCPといったクラウドサービスベンダーは、セキュリティ対策の機能を提供していますが、自社のセキュリティポリシーに合わせて、追加の対策が必要となる場合があります。

接続設定

接続設定には、クラウドサーバーへのネットワーク接続の設定、VPNの設定などが含まれます。こちらもセキュリティ対策と同様にネットワーク接続の機能を提供していますが、自社のネットワーク環境に合わせて、追加の設定が必要となる場合があります。

カスタマイズ

クラウドサービスのカスタマイズには、クラウドサービスの機能を自社のニーズに合わせて変更することが含まれます。例えば、ストレージ容量の変更、サーバーの性能の変更、セキュリティ設定の変更などが挙げられます。

クラウドサーバーの月々の使用料(運用費用)

月々の使用料

クラウドサーバーの月々の使用料は、使用するサービスとリソースによって異なります。料金プランは、使用量に基づいて計算されるため、必要に応じてスケールアップやスケールダウンが可能です。

クラウドサーバーの料金プランは、大きく分けて以下の3つのタイプがあります。

1. 従量課金制

従量課金制は、実際に使用したリソースに対して料金が発生するプランです。使用量が多いほど料金が高くなりますが、必要なリソースだけを使用できるため、コストを抑えることができます。多くのクラウドサーバーでこちらが該当することになります。

2. 定額制

定額制は、一定期間の使用料が固定されているプランです。使用量に関わらず、一定の料金が発生します。従量課金制に比べて、料金が安定しているため、予算管理がしやすいというメリットがあります。

3. 予約インスタンス

予約インスタンスは、一定期間、特定のリソースを予約するプランです。予約したリソースは、常に使用できるため、パフォーマンスが安定します。従量課金制や定額制に比べて、料金が安くなる場合がありますが、予約したリソースを必ず使用しなければ、コストがかかってしまうというデメリットがあります。

運用費用の詳細

クラウドサービスの運用には、監視や保守、アップデートの管理など、様々な運用費用がかかります。これらの費用を適切に管理することで、クラウド移行のコストパフォーマンスを最大化できます。

クラウドサーバーの運用費用には、一般的に以下の項目が含まれることが多いです。

クラウドサーバーの運用費用項目内訳

・監視費用
・保守費用(アップデート費用などを含む)
・セキュリティ対策費用
・サポート費用(主に緊急サポート)

監視費用

監視費用は、クラウドサーバーの稼働状況を監視するための費用です。AWSの場合、Amazon CloudWatchと呼ばれるクラウド上のリソースとアプリケーションを観察および監視するサービスが提供されており、ログの分析、アラームの設定、ダッシュボードの作成が可能で、システムのパフォーマンスや運用状態の可視化、異常検知を行うことができます。費用については、監視対象となるデータによって料金が変動する従量課金制となっております。

▶︎ Amazon CloudWatchの費用計算はこちらから

保守費用(アップデート費用などを含む)

保守費用は、クラウドサーバーのOSやミドルウェアの保守を行うための費用です。具体的には、脆弱性のリスクを避けるためにOSやミドルウェアのアップデートを行なったり、万が一のセキュリティ障害でデータが失われた際を想定したバックアップおよびデータ復旧などが挙げられます。一般的な保守費用としては、サーバーの台数などによって変動がありますが、5〜10万円ほどで対応しているサーバー構築・保守会社が多く見られます。

セキュリティ対策費用

セキュリティ対策費用は、ファイアウォールの設定、アクセス制限やSSL証明書設定などが挙げられます。セキュリティ対策費用としては、前述した保守費用に含まれている会社もあればオプション費用としてWAFやSSL証明書の導入や更新を行なっている会社もありパッケージ化された費用は算出が難しい状況です。そのため、クラウドサーバーへの移行を検討されている方は必ず、自社に必要なセキュリティ対策を整理した上で複数のサーバー構築・保守会社から見積もりを取るようにしましょう。

自社に必要なセキュリティ対策のリストアップに伴う壁打ちはクロジカサーバー管理で無料で承っております。情報収集ベースで構いませんのでお気軽にお問い合わせくださいませ!

サポート費用

サポート費用は、一般的にTV CM前のクラウドサーバーのスペックアップや大規模なセキュリティ障害へのイレギュラー対応など緊急を要する不定期に発生する費用を指します。スペックアップの規模などによって費用の変動が発生します。

▼ オンプレミス環境とクラウド環境のコストについて網羅的に比較解説した記事はコチラ ↓
クラウドサーバー導入で費用と労力を削減!|物理サーバー運用との違いとは?

クラウド移行でコストを抑えるためのポイント

移行作業費など初期費用のコストダウン

レンタルサーバーやオンプレミスからクラウドサーバーへの移行の場合、前述した通り初期構築などには一般的に20万円から100万円ほどの費用がかかりますが、クロジカサーバー管理であればクラウドサーバー移行に関わる移行作業費用を無料で実施することが可能です。

クラウドの強みを活かして運用費用をコストダウン

クラウド運用費用を最適化するためには、リソースの適切な割り当てと使用状況の継続的な監視を行い、セキュリティを担保しつつスケールアップとスケールダウンのバランス取ることが非常に重要です。

クラウドサーバーを有効活用するためには、レンタルサーバーやオンプレミスサーバーにはない柔軟性を活かして月々の最適な運用コストを判断する必要があります。例えば、AWSではリソースの最適化を行うためにAWS マネジメントコンソールなどリソースコントロールをサポートする充実した機能が設けられています。

これらを用いて自社で一定の最適化を図ることができますが、性能を落とすことなくコストダウンを行うためには、AWSに精通した専門家に支援を委ねることを推奨します。これにより、社内のリソースを最小限にしつつ必要最低限のコストで強固なセキュリティ性を保った環境を設計することが可能になります。

“特定のアプリケーションがほとんど使用されていないにも関わらず、サーバーの性能を変えていない” 内製でクラウドサーバーを管理している場合、このような事象は注意をしていても、発生しうるリスクかと思います。

適切なサーバー構築・保守会社の選び方

クラウド移行の成功の鍵となるのは、適切なサーバー構築・保守会社の選定です。選定の際には、以下の点を考慮する必要があります。

料金プラン

サーバー構築・保守会社は、様々な料金プランを提供しています。初期費用と運用コストを鑑みて、自社の予算に合った料金プランを明朗会計で提供している会社を選びましょう。ただ、ウェブサイトに求める要件によって料金が変動することが往々にして発生するため、自社が求める要件を明確にした上で見積もりを取り選定を進めていきましょう。

セキュリティ対策

サーバー構築・保守会社によって提供されているセキュリ対策の守備範囲は異なります。自社のセキュリティポリシーに合わせて、導入時のみならず将来的なウェブサイトの規模なども鑑みた上で、セキュリティ対策が充実している会社を選びましょう。例えばクロジカサーバー管理では以下のようなセキュリティ対策に対応しています。

※セキュリティ対策の一部を掲載

支援実績

サーバー構築・保守会社の評判を調べることも重要です。インターネットで評判を調べたり、実際に利用している企業が自社の領域と類似のビジネスを展開しているなどに焦点を当ててリサーチを行いましょう。

【導入実績】クロジカサーバー管理

※導入事例の一部を掲載

▼ サーバー管理会社の選び方に焦点を当てて徹底解説している記事はコチラ ↓
サーバー管理の委託費用は?委託業者の選び方も紹介!

クラウドサーバーへの移行は初期費用無料のクロジカへ!

本記事で紹介したご紹介したクラウドサーバー移行費用やコストを抑えるポイントを考慮した上で自社にとって最適なサーバー構築・保守会社を選定しましょう。

クロジカサーバー管理では、通常20万から100万円ほどかかる初期費用を抑えつつ、クラウドサーバー構築前に貴社のサイト状況を分析した上で最適なクラウド環境をご提案します。初期費用をかけることなく、必要な分だけの月々の運用コストで高いセキュリティ性を担保しつつ費用対効果の高い環境でビジネスの成長を目指しませんか?

ご質問などございましたら、こちらからお気兼ねなくお問い合わせくださいませ。

監修者:クロジカサーバー管理編集部

コーポレートサイト向けクラウドサーバーの構築・運用保守を行うサービス「クロジカサーバー管理」を提供。上場企業や大学、地方自治体など、セキュリティ対策を必要とするコーポレートサイトで250社以上の実績があります。当社の運用実績を踏まえたクラウドサーバー運用のノウハウをお届けします。

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