WordPressサイトの運用を効率的に行うためには、継続的な運用や保守が必要不可欠です。本記事では、WordPress保守を専門業者に丸投げするメリットや具体的サービス(保守)内容について詳しく解説します。
本記事をご覧いただくことで、WordPress保守を行わない場合のリスクを理解でき、持続的なウェブサイトを運営するためのヒントを学ぶことができます。
この記事でわかること
① WordPress保守を専門業者に丸投げするメリット
② WordPressの保守・運用を行わない場合のリスク
③ 専門業者が提供する一般的なWordPress保守・運用の守備範囲
目次
WordPress保守を専門業者に丸投げするメリット
専門知識不要で安心運用
WordPressの保守には、一朝一夕では身に付かない専門的な知識や技術が必要になります。そのため、専門知識がない人にとって、ウェブサイトの保守は大きな負担となります。
しかし、そのような技術的な知識を要するWordPress保守を専門業者に丸投げすることで、知識がなくても安心してサイト運用ができます。専門業者が行う保守サービスには、セキュリティ対策、機能更新(アップデート)、バックアップなど、Webサイトの持続的な運営に必要なすべての作業を行ってくれます。そのため、サイトのコンテンツ作成やマーケティング活動に集中することができます。
時間とコストの削減
前段での解説と一部重複する内容ではありますが、保守業務をアウトソースすることで、「時間」のみならず「コスト」においても削減することが可能となります。
WordPressの保守作業は、見えにくい業務にも関わらず多大な時間と労力を要する作業です。そのため、社内リソースを割いて保守作業を行うことは、時間的にもコスト的にも大きな負担となります。これらを保守業務を専門業者にアウトソースすることで、社内の担当者は時間とコストを大幅に削減することができ、新たなコンテンツやサービス開発に注力することが可能になります。
最新のセキュリティ対策を迅速に適応
専門業者に丸投げすることで、常に最新のセキュリティ対策が施され、安心してサイト運用が行えるというメリットもあります。 セキュリティ対策は、細かいスパンでキャッチアップするのが大変なほど常に進化しています。一般的に専門業者による保守サービスでは、常に最新のセキュリティ対策が施されます。そのため、セキュリティ対策についての情報収集や実装前の動作検証などの心配する必要がありません。
WordPress保守の必要性
ここまでWordPress保守を丸投げするメリットを解説しましたが、「メリットは分かったものの、そもそもWordPress保守をする必要性はあるの?」という疑問が残る方は少なくはないかと思います。そこで以下では、WordPress保守の必要性について焦点を当てて解説を行います。
セキュリティ対策が不十分な場合のリスク
まず、WordPressサイトのセキュリティ対策を怠った結果、どのようなリスクがあるのかを解説します。WordPressは世界中で広く利用されている人気のCMSですが、その反面、セキュリティ対策が不十分な状態では様々なリスクにさらされる可能性があります。
例えば、悪意のある第三者にサイトに侵入され、サイト内容が改ざんされたり、重要なデータが盗まれる可能性があります。また、不正なプログラムが仕掛けられ、サイトがマルウェアに感染するケースも考えられます。
さらに、検索エンジンのランキングで不利になる可能性もあります。Googleなどの検索エンジンは、セキュリティ対策が強固なサイトを評価する傾向があり、対策が不十分なサイトはランキングで下位に表示される可能性があります。
このように、WordPressサイトのセキュリティ対策は、サイトの安全性を確保するだけでなく、ビジネス機会の損失にも影響する重要な要素です。
▼ WordPressサイトのセキュリティ強化に焦点を当てて網羅的に解説した記事はコチラ ↓
WordPressのセキュリティ対策とは?知っておきたい対策方法を解説
定期的なアップデートとバックアップの重要性
WordPressの定期的なアップデートとバックアップは、前述したようなリスクを避けて、サイトの安全性とパフォーマンスを維持するために非常に重要です。
アップデートの重要性
WordPressのアップデートは、新機能の追加、不具合の修正、そしてセキュリティの強化を目的としています。特にセキュリティ面では、脆弱性が修正されることで、外部からの攻撃リスクを減少させる効果があります。アップデートを怠ると、サイトがハッキングされるリスクが高まり、結果としてデータの漏洩やサイトのダウンタイムを招く可能性があります。
バックアップの重要性
バックアップは、万が一のトラブル時にサイトを迅速に復元するための保険です。WordPressサイトは動的に生成されるため、データベースとファイルの両方をバックアップする必要があります。定期的なバックアップを行うことで、アップデート中の不具合やサーバー障害などのリスクに備えることができます。
実施方法
アップデート前には必ずバックアップを取り、テスト環境での動作確認を行うことが推奨されます。これにより、予期せぬ不具合を未然に防ぐことができます。バックアップは、レンタルサーバーの機能や専用プラグインを使用するなど、様々な方法で実施可能です。
定期的なアップデートとバックアップを行うことで、WordPressサイトの安全性と安定性を確保し、安心して運用することができます。
専門業者によるWordPress保守サービスの一般的な内容
ここまでは、WordPressの保守・運用を行わない場合のリスクに触れつつ「WordPress保守の必要性」について解説してきましたが、以下では専門業者にWordPress保守を依頼した際に対応してくれる一般的な守備範囲についてご説明します。
プラグインとテーマの定期更新
まずは、サイトの安全性を保つためのプラグインとテーマの定期的な更新になります。WordPressのプラグインとテーマは、サイトの機能を拡張したり、デザインを変更したりするために使用されます。実は、こういったプラグインやテーマに脆弱性やバグが発見されてサイトが正常に動作しなくなったり、サイト改ざんにつながる可能性があります。そのため、プラグインやテーマは常に脆弱性に対応したパッチが適応された最新の状態に保つ必要があります。
定期的なバックアップとリストア(データ復元)
2つ目は、万が一のデータ消失に備えて、定期的にバックアップを取り、仮に何らかの障害によって一部データが失われた場合にバックアップデータを参照してデータをリストア(復元)する点です。Webの担当者様が内製でWordPressを保守・運用している場合、継続的にバックアップを取ることを失念してしまい復元したいデータが消失し、該当部分が復旧不能になる可能性があります。
このような事態を防ぐために、定期的にサイトデータをバックアップし、必要に応じて復元を行います。そのため、丸投げの場合は手間のかかってしまうバックアップ作業について心配する必要はありません。
セキュリティ診断と脆弱性への早期対応
3つ目は、WordPressサイトのセキュリティ診断を行い、早期に脆弱性を見つけて対応措置を講じる点です。前述した通り、WordPressサイトはセキュリティ対策が不十分な場合、様々な攻撃の対象になる可能性があります。そのため、定期的にセキュリティ診断を行い、障害が発生する前に脆弱性を見つけて対応することが重要です。
サイトのダウンタイム対策
定期的なセキュリティ診断を行なっていてもなお、何らかの障害によって突発的にWordPressサイトがダウンする可能性は拭えません。仮にこのような状況に陥った場合、専門業者ではサイトダウンが起こり次第、異常検知を感知して迅速に復旧対応を行います。そのため、ダウンタイムによる影響を最小限に抑えることができます。
不正アクセスのセキュリティ対策
続いては、不正アクセスに対するセキュリティ対策について解説します。WordPressサイトは世界的に膨大なユーザーがいることで、悪意のある攻撃者にとって標的になりやすい側面を持っています。不正アクセスは、サイトの改ざん、データの盗難、スパムの配信など、様々な被害をもたらす可能性があります。
そこで専門業者では、*WAFの導入、IPアクセス制限、BASIC認証の設置などの対策を講じます。これらの多岐に渡るセキュリティ対策で不正アクセスからWordPressサイトの安全性を高め、ビジネスリスクを軽減することができます。
*Webアプリケーションに特化したサイバー攻撃へのセキュリティ対策
まとめ
プロに任せて安心のWordPress運用を
WordPress保守を運用・保守業者に丸投げすることで、安心してサイト運用ができるメリットを改めてまとめると以下になります。
運用・保守業者に丸投げするメリット
・専門知識がなくても安心してサイト運用ができる
・時間とコストを大幅に削減できる
・最新のセキュリティ対策が常に適用される
・サイトのダウンタイムを最小限に抑えることができる
・不正アクセスを防止できる
・データ消失時の迅速な対応が可能
WordPressの保守運用を専門業者に丸投げすることで、これらのメリットを活かして、内製でこそ強みを発揮しやすい、サイトのコンテンツ作成やマーケティング活動に集中することができます。
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弊社クロジカサーバー管理では、本記事で紹介した保守運用対応はもちろん、お客様の状況に合わせた柔軟なWordPressサイトの保守運用を実施しております。
*具体的な保守サービスについてさらに知りたい方はお気軽にお問い合わせください。また、本記事が自社にとって最適なWordPressサイトの保守方法についての一助になりますと幸いです。
*WordPressのみならず、Movable TypeやPower CMSなど様々なCMSの保守を承っております。
※導入事例の一部を掲載
監修者:クロジカサーバー管理編集部
コーポレートサイト向けクラウドサーバーの構築・運用保守を行うサービス「クロジカサーバー管理」を提供。上場企業や大学、地方自治体など、セキュリティ対策を必要とするコーポレートサイトで250社以上の実績があります。当社の運用実績を踏まえたクラウドサーバー運用のノウハウをお届けします。
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