WordPressの「Spiffy Calendar」プラグインにCSRF脆弱性。Webサイトへの影響と対策を解説します (CVE-2022-25599)

こんにちは。「クロジカサーバー管理」プリセールスの高瀬です。

2022年2月にWordPressのプラグイン「Spiffy Calendar」にCSRF脆弱性(CVE-2022-25599)が発表されました。

悪用されるとサイト管理者の意図しない動作を引き起こされる可能性があり、アメリカ国立標準技術研究所の脆弱性データベースでは危険度がMediumとなっています。

https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2022-25599

「Spiffy Calendar」を利用したイベント情報登録時に細工したリクエストを送ることで閲覧者のブラウザで意図しない動作を引き起こす可能性があります。

対象プラグインとバージョン

「Spiffy Calendar」はイベント管理してサイト上で表示ができるプラグインです。

https://ja.wordpress.org/plugins/spiffy-calendar/

今回の脆弱性の影響を受けるバージョンは下記の通りです

・Spiffy Calendar 4.9.0以下

脆弱性の対策

対策としては、プラグインをアップデートする形になります。WordPressのプラグイン画面から該当プラグインのアップデート有無を確認することをお勧めします。

Webサイトへの影響について

WordPressでプラグイン「Spiffy Calendar」を利用している場合、イベント情報登録時に細工したリクエストを送ることで閲覧者のブラウザで意図しない動作を引き起こす可能性があります。

イベントを登録する管理権限を奪われない限りはサイトが直接攻撃される可能性は低いため、他の脆弱性と組み合わさるリスクが出ないように可能なタイミングでプラグインアップデートを検討することをお勧めします。

さいごに

WordPressのプラグインを活用することで手軽にいろんな機能を持たせることができる一方で、各種プラグインのセキュリティ対策も重要になります。

弊社では日々WordPressおよびプラグインのセキュリティ情報をチェックしており、お客様のサーバーで利用しているプラグインについては検証、本番それぞれの環境でアップデートを代行可能です。

リリース後のWordPressサイトのセキュリティ情報のチェックが追いつかない場合はぜひご相談くださいませ。

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