こんにちは。「クロジカスケジュール管理」コンサルティングチームの林です。
主に人材採用では、「ハードスキル」や「ソフトスキル」という言葉がよく使われるようになりました。これらの言葉の意味を知らない方も、まだまだ多いのではないでしょうか。ハードスキル・ソフトスキルはともに重要なものですが、高めるためにはまず基礎知識を把握することが大切です。
そこで本記事では、ハードスキルとソフトスキルの違いや高める方法についてご紹介します。これらの言葉の意味を知らない方はもちろん、自分や部下のスキルアップを図りたい方も、ぜひご覧ください。
目次
ハードスキル・ソフトスキルの基礎知識
ハードスキルとソフトスキルは、性質が全く異なるものです。まずは、それぞれについて基本的なことを把握しましょう。
ハードスキルとは
ハードスキルとは、特定の業務をこなすために求められる知識やスキルのことです。端的にいえば「専門性が高いスキル」であり、所属している分野での評価に大きく関わってきます。
ハードスキルのわかりやすい例は、語学力です。たとえば翻訳の仕事をするには、当然ながら語学力がなければ一定水準の仕事はできません。
ソフトスキルとは
ソフトスキルとは、一人のビジネスパーソンとして求められる知識やスキルのことです。端的にいえば「汎用性が高いスキル」であり、どのような仕事をするときにも役立ちます。
ソフトスキルのわかりやすい例は、コミュニケーション能力です。人との関わりが欠かせないビジネスでは、仕事内容に関わらず一定のコミュニケーション能力は必要でしょう。
ハードスキル・ソフトスキルの違い3つ
ハードスキル・ソフトスキルの基本を押さえたら、両者の違いについても把握しましょう。ハードスキル・ソフトスキルの主な違いは、次の3つです。
ベースとなる要素
ハードスキルは、主に「知識」がベースとなります。たとえば語学力なら、単語や文法といった「知識」を増やせば向上するでしょう。もちろん、実務レベルまで向上させるなら、業務を通して学ぶことも大切です。しかし、そもそも単語や文法を知らなければ、スタートラインに立てません。
一方で、ソフトスキルは主に「ノウハウ」がベースとなります。たとえば、実務でやり取りを重ねないと、コミュニケーション能力はなかなか向上しません。参考書である程度の「ノウハウ」は学べたとしても、それは「先人から聞いたコツ」でしかなく、スキル向上に直結するわけではないのです。
評価指標の有無
ハードスキルは多くの場合、評価指標が明確です。たとえば、語学力のレベルを評価するときには、TOEICスコアといった指標で判断できます。あるいは、法律の知識レベルを評価するときには、司法試験などの資格を保有しているかでわかるでしょう。
一方のソフトスキルは定性的なものであり、多くの場合は評価指標が存在しません。たとえば、コミュニケーション能力のレベルを評価しようとしても、数値化することは困難です。
スキルの活用範囲
ハードスキルは専門性が高く、活用できるのは特定の分野・職種に限られます。たとえば、高い語学力があれば、通訳・翻訳といった仕事で活用できます。しかし、建築士に転職したとすれば、その語学力はあまり活かせないでしょう。
一方のソフトスキルは汎用性が高く、基本的にどんな分野・職種でも活用できます。たとえば、高いコミュニケーション能力があると、顧客やチームとのやり取りに役立ちます。こうしたやり取りはビジネスなら必ず生じるため、異なる業界に転職したとしても役立つ可能性が高いでしょう。
ハードスキル・ソフトスキルはともに必要不可欠
ハードスキルは業務に欠かせないものであり、スキルの向上が評価アップに直結しやすいといえます。しかし、ハードスキルだけで上げられる業務の成果には限界があり、一定ラインを超えた評価を得ることはできません。
ハードスキルの価値をより高めるためには、ソフトスキルも必要不可欠です。ソフトスキルはビジネスパーソンにプラスアルファの価値をもたらし、さらなるレベルアップを可能にします。
ビジネスパーソンとして成功するためには、ハードスキル・ソフトスキルをともに高めることが大切です。
社員のソフトスキルを高める方法
これまでの内容からもわかる通り、ハードスキルよりもソフトスキルを高めることの方が難しいといえます。なぜならソフトスキルに関しては、知識を増やすことがスキルアップに直結するとは限らないためです。ソフトスキルを高めるためには、実務経験から得られるノウハウの積み上げが欠かせません。
とはいえ、社員のソフトスキル向上を少しでも加速させたいなら、その方法を把握することが大切です。ここでは、実務以外でソフトスキルを高める方法を2つご紹介します。
チームビルディングゲームを取り入れる
「チームビルディング」とは、メンバーの能力を引き出し、レベルの高いチームを作る取り組みのことです。チームビルディングによってチーム内のコミュニケーションが活性化し、ソフトスキルの向上につながります。チームビルディングを楽しみながら実践できるゲームが特におすすめです。次の記事では、チームビルディングゲームを5つ紹介しているため、ぜひご覧ください。
【企業内研修にも◎】仕事場でできるチームビルディングゲーム5選
メンター制度を導入する
ソフトスキルは主に、経験から得られるものです。経験のある先輩社員からアドバイスをもらうのが、部下にとってのソフトスキル向上につながります。その実現には、「メンター制度」を導入すると良いでしょう。メンター制度とは、別チームの先輩社員を自チームの部下のメンター(助言者)にする制度のことです。メンターは直属の上司でないため、部下が気軽に悩みを相談しやすいメリットがあります。対人面などのアドバイスをもらうことで、部下のソフトスキル向上が期待できます。
まとめ|ソフトスキルの向上にはコミュニケーションも大切
今回は、ハードスキルとソフトスキルの違いや高める方法についてご紹介しました。ハードスキルはもちろん欠かせませんが、最近の人材採用ではソフトスキルを重視する傾向もあります。ハードスキル・ソフトスキルの基本を理解して、どちらも高めていくことが大切です。
部下のソフトスキルを高めるには、上司とのコミュニケーションも欠かせません。コミュニケーションを活性化させるためには、「グループウェア」もおすすめです。情報共有やコミュニケーションに役立つ機能が豊富にあり、業務効率化やスキル向上につながります。
たとえば、タイミングの良いコミュニケーションを実現する「カレンダー機能」、社内でノウハウを共有できる「社内Wiki」が便利です。グループウェア「クロジカスケジュール管理」ならシンプルで使いやすく、リーズナブルな月額料金で簡単に導入できます。ハードスキルやソフトスキルを高めたい方は、ぜひクロジカスケジュール管理の導入をご検討ください。
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