こんにちは。「クロジカスケジュール管理」コンサルティングチームの林です。
国内だけではなく海外企業との競争力が高まる現代においては、強いリーダーシップによる組織のまとめ上げは必須でしょう。
では優れたビジネスリーダーとはどのような人材を指すのでしょうか。
人によって判断は異なるでしょうが、メンバーに慕われるリーダーには共通の役割や能力があります。
今回はビジネスリーダーとは何か、ビジネスリーダーの役割、ビジネスリーダーに必要な能力、ビジネスリーダーが情報共有する重要性についてお伝えします。
目次
ビジネスリーダーとは?
リーダーにはチームや組織を代表、指導、先導する人、という意味があります。
特にビジネスシーンにおけるリーダーは、チームや組織の代表としてメンバーをまとめ、目標・目的達成へと導く人のことを指します。
ビジネスにおいては、大きな成果を上げるために複数人で仕事を進めることがほとんどです。集められたメンバーの能力や価値観はそれぞれ異なります。
一人ひとりの個性を尊重することは大切ですが、仕事のやり方や判断基準まで各々に一任していてはすばやい意思決定ができません。
そこで必要になるのがビジネスリーダーです。メンバーをとりまとめて目指すべきビジョンを明確に示し、強い推進力でチームをけん引していくことが求められます。
なおリーダーと似た言葉にマネージャーがありますが、この二つの違いをご存知でしょうか。
マネージャーはマネジメントする人を意味しており、マネジメントには組織の成果を最大化するための手法という意味があります。リーダーが定めた目標を達成するためにはどうすればよいかを検討し、実行します。
例えばメンバーへの気配りや、チームが抱える課題の分析などはマネージャーの役割です。マネージャーには組織を代表する、先導するという役割はありません。リーダーを補助、サポートする存在である、と考えるとわかりやすいでしょう。
ビジネスリーダーの役割5選
ここからはビジネスリーダーの役割を5つ紹介します。初めてリーダーを務めることになった人はもちろん、現在リーダーとしてチームをまとめている、という人は以下で紹介する役割を果たせているか振り返ってみてください。
チームを束ねる
チーム全体を束ねてメンバーを先導することは、リーダーの最も重要な役割といえます。自分に任された作業が何のために行われているのかが明確でなければ、メンバーのモチベーションを保つことは難しいでしょう。
向かうべきゴールを定め、方向性をメンバー間で共有すれば、単純な作業であっても当事者意識を持ってより真剣に取り組めます。
また設定したゴールに対しての意見がメンバーから出た場合は、柔軟に修正しましょう。意見交換が活発なチームは作業効率もアップします。
メンバーを育てる
メンバーの育成も、リーダーに課せられた役割です。各々のスキルが向上すれば、チーム全体のレベルアップにつながるためです。
メンバーは各々の経験や基準に従って行動するので、ただ作業を任せているだけでは効果的な育成ができません。
リーダーが詳細なフィードバックを行うことで、自分では意識していなかったことに気付きやすくなります。
作業の振り返りの際にネガティブな事柄を伝える場合、注意するような口調を用いるとメンバーのやる気を削いでしまうかもしれません。厳しい言葉を使わずメンバーの意図を聞き出し、尊重するよう心がけましょう。
仕事を適切に割り振る
仕事が適切に割り振られていなければ、作業効率の低下は避けられません。進捗状況を逐一確認し、遅延が出ている場合は、一部の社員に業務が偏ったり、苦手なことや不慣れなことをさせたりしていないか見直す必要があります。
メンバーの能力に適した作業を割り振るためには、一人ひとりの得意なことや苦手なことを把握しておかなければなりません。日頃から積極的にコミュニケーションをとり、メンバーの得手不得手を知っておきましょう。
得意なことを任されたメンバーは「自分のことをわかってくれている」と思い、帰属意識が高まると考えられます。チームとメンバーの結びつきを強めるためにも、適材適所を意識した仕事配分を心がけましょう。
模範を示す
リーダーには、メンバーの模範となるような行動が求められます。リーダーの行動が設定された目標にそぐわなければ、メンバーの信頼を得られません。
信頼できないリーダーのもとでは仕事への意欲が減退し、生産性が低下してしまいます。模範となるためには、率先して動くことが大切です。
それぞれのメンバーに任せきりにするのではなく、目標達成のためにはどう行動すべきなのかを一緒に考え、実行しましょう。
行動を共にすることで連帯感が生まれ、自分もリーダーのように行動しようという意識が働きやすくなります。
情報を連携する
リーダーは他のチームと連携したり、組織のトップから与えられた指示をメンバーに伝えたりする役割も担います。
組織は複数のチームで構成されているため、リーダーが窓口となって連携をとり組織全体の結びつきを強める必要があるのです。
特に組織の規模が大きくなるほど情報の伝達は困難になります。他チームのリーダーと積極的にコミュニケーションをとる、トップからの指示を正確に把握してメンバーにわかりやすく伝える、などを意識しましょう。
ビジネスリーダーに必要な能力
ここからはビジネスリーダーに必要な能力について説明していきます。どの能力もリーダーには強く求められるものばかりです。普段から身につけられるように意識しましょう。
判断力
リーダーは常に選択を求められます。
計画進行や人員配置などに問題がある場合は、状況を的確に判断し、最良の選択をとらなければなりません。的確に判断を下すためには、経験や勘などではなく客観的な事実を根拠とする必要があります。
リーダーの判断が曖昧で不安定だと、メンバーからの信頼も揺らいでしまいます。普段からプロジェクトに関するあらゆるデータを集めておきましょう。
責任感
メンバーがミスしたときに率先してフォローするなど、リーダーには強い責任感が必要です。
「いざとなったらリーダーが何とかしてくれる」という環境が整っていると、メンバーも安心して仕事に取り組めます。
ただし全ての責任を背負う必要はありません。仕事を分担せず一人で抱え込むと負担が大きくなってしまいますし、仕事を任せてもらえないメンバーは「信頼してもらえていない」と感じてしまうでしょう。
リーダーには仕事を割り振るという責任もあります。仕事を進めるにはメンバーとの協力が必要不可欠であることを忘れないようにしましょう。
コミュニケーション力
自分の意見を伝える、メンバーからの意見を引き出すためにも、リーダーには優れたコミュニケーション力が求められます。
コミュニケーション力に自信がなくても、特別なことをする必要はありません。
まずは相手の話を聞く、必要な情報を隠さずシェアする、良い成果を挙げたら褒めるなど、コミュニケーションにおける基本を徹底することが大切です。
コミュニケーションが活発ではないと職場の雰囲気が悪くなり、情報の伝達がスムーズにいきません。自分とメンバー、そしてメンバー間の関係性に気を配りましょう。
ビジネスリーダーが情報共有する重要性について
ビジネスリーダーは業務上で多くの役割を担っていますが、情報の共有は特に重要です。情報の共有が十分に行われないと、
- 仕事が属人化する
- 業務効率が低下する
- コミュニケーションが不足する
などの弊害が生じます。
例えば特定の個人しかわからないことを聞こうとしても、その担当者が不在では確認作業に時間を費やしてしまいます。
またマニュアルや資料の保管場所を決めておかないと、検索するだけでも大変な手間がかかります。
プロジェクトの規模が大きくなったりメンバー数が増えたりするほど扱う資料も膨大になるので、毎回一から探しているようでは業務の効率が上がりません。
さらにメンバー間で連携がとれていないとスケジュールの調整ができない、必要な連絡が行き渡らない、といった問題が出てくる可能性も。
コミュニケーション不足は、単純に仕事だけではなく人間関係にも悪影響を及ぼします。信頼関係を築けていない、チーム内で軋轢が生じているといったストレスフルな環境では、本来のパフォーマンスを発揮できないメンバーも出てくるでしょう。
情報共有にはグループウェアの導入がおすすめ
このように情報共有の不足による弊害は、いずれも生産性を著しく低下させるものです。
プロジェクトの成功を妨げる要因となるので、迅速な対策が求められます。しかしリーダー側に情報共有に関するノウハウがなければ、対策を推し進めることは難しいでしょう。
リーダーとしての活動に忙殺され、情報共有の現状にまで気が回らないかもしれません。
そこでおすすめしたいのがグループウェアの使用です。
グループウェアの機能にはファイル共有、スケジュール管理、社内SNS機能などがあり、情報へのアクセス時間短縮、予定のブッキング防止、メンバー間のコミュニケーション活性化などをサポートします。
「情報共有ができていないと感じるが、具体的にどう対策すればいいかわからない」という場合にはグループウェアの導入を検討しましょう。
もちろん導入しただけですぐに環境が好転するとは限りませんが、チームメンバーの意識を変化させ、密度の高い情報共有を実現するきっかけとなるはずです。
ビジネスリーダーの役割を意識してリーダーシップを発揮しよう
今回はビジネスリーダーとは何か、ビジネスリーダーの役割、ビジネスリーダーに必要な能力、ビジネスリーダーが情報共有する重要性についてお伝えしました。
ご紹介した役割や能力を意識できていれば、優れたリーダーシップを発揮できるでしょう。しかしリーダーが一人で躍起になっても、チームとして大きな成果を上げられるとは限りません。
大切なのはメンバーが能力を発揮でき、気持ちよく働ける環境を整えることです。リーダーとして頑張ろうと必要以上に意気込まずとも、メンバーを第一に考えた行動を意識すれば、良いリーダーとして振る舞えるでしょう。
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