こんにちは。「クロジカスケジュール管理」コンサルティングチームの林です。
近年では、専門学校のテレワーク導入が注目されています。テレワークを導入すると、時間や場所にとらわれることなく柔軟に働くことが可能になります。
テレワークの魅力は、現在の社会状況に適しています。これから、専門学校でテレワークが注目されている理由、専門学校にテレワークを導入するメリット・デメリットなどをご紹介していきます。
専門学校にテレワーク導入を検討している担当者の方々にとって、参考にしていただけるような情報となっています。
目次
専門学校でテレワークが注目されている理由
2020年に入り新型コロナウイルス感染症対策のため、企業や学校などでテレワークの導入が急速に進みました。それほどまでに新型コロナウイルスの影響は大きく、今までの社会のあり方を一変させてしまうほどの脅威をもっていたのです。
コロナ禍の日本では緊急事態宣言が出されて、不要不急の外出ができなくなりました。通勤を制限する会社も出てきた結果、経済が大きく停滞することになりました。
そのような状態でも活動ができるように、オンラインによる勤務に注目が集まりました。実はコロナ禍前にもすでにテレワークを導入している会社はあったのですが、そこまで注目されてはいませんでした。
しかし新型コロナウイルス感染症対策が求められるようになったことで、急速にテレワークが注目されるようになったのです。
外出自粛をしていても仕事を進めることが可能なので、オンラインを活用したテレワークの導入を検討する企業や学校が増えていきました。
専門学校にテレワークを導入するメリット
専門学校にテレワークを導入するメリットには、以下があります。
これから順番に解説していくので、確認してみてください。メリットを知ることで、テレワーク導入に対する実際のイメージが湧きやすくなるでしょう。
ワークライフバランスの実現
専門学校にテレワークを導入するメリットに、ワークライフバランスの実現があげられます。テレワークによって毎日の通勤時間や待機時間を削減することで、その時間を日々の生活にあてられるようになります。
これによって、家族と過ごす時間や、家事、趣味などの時間が増えます。ワークライフバランスの実現が可能になり、生活にゆとりが生まれるようになります。
このことは、講師の心身の健康につながるでしょう。テレワークによって日々の生活やプライベートが充実すると、業務により集中できるという効果も得られます。
離職率の低下による人材確保
離職率を低下させて人材確保するというのも、専門学校にテレワークを導入するメリットの一つです。働く場所に左右されない柔軟なテレワークの働き方は、育児や介護による離職を防ぐ効果があります。
従来の働き方であれば離職するしかなかったところを、テレワーク導入によって人材確保ができるようになったのです。また先ほど解説したとおり、テレワークを導入すればワークライフバランスの実現が可能になります。
これにより専門学校を、魅力的な就職先・転職先とすることができるので、価値を高められます。その結果、長期の働き先として選ばれるようになり、人材の流失を防ぐ効果が期待できるでしょう。
自宅でも学校に近い環境で勤務可能
専門学校にテレワークを導入するメリットに、自宅でも学校に近い環境で働けるということがあげられます。
テレワークをおこなうときに、専門学校にいるのと近い環境で働くために、遠隔操作型テレワークへの注目度が高まっています。
遠隔操作型テレワークでは、社外のパソコンからクラウド経由で専門学校のパソコンにアクセスします。こうすることで、自宅のパソコンから専門学校のパソコンにアクセスして、データを活用できるのです。
学校にいるときと近い環境で作業できるだけでなく、作業端末にデータが残らなくなるので、セキュリティ上も安心です。データを不正利用される危険を回避できます。
このように、遠隔操作型テレワークを活用することで、情報漏洩のリスクを最小限に抑えられます。また会議の際にテレビ会議用ツールを使えば、自宅にいても大人数で会議を実施することが可能です。
遠隔操作型テレワークを導入すれば、安心で快適なテレワーク環境が実現するため、自宅でも学校に近い環境で働くことができます。
さまざまな費用の削減
さまざまな費用の削減が可能というのも、専門学校にテレワークを導入するメリットの一つです。テレワークを導入することで、学校に出勤する講師が減ります。これにより、交通費やオフィススペースの管理費などの費用を削減できるでしょう。
また講師がローテーションでテレワークすることで、ワークスペースの削減が可能になります。さらに光熱費や事務諸費用を抑えるため、テレワークとともに、座席を決めないフリーアドレスを組み合わせている専門学校もあります。
またテレワーク導入によって、離職率を低下させて人材確保ができるようになりました。そのため、採用や教育にかかる費用も削減されます。
このように専門学校にテレワークを導入すれば、さまざまな費用を削減できるという大きなメリットが期待できるでしょう。
専門学校にテレワークを導入するデメリット
専門学校にテレワークを導入するデメリットに、
- インターネット環境を整える必要がある
- オンオフの切り替えが難しい
- 業務時間管理が難しい
- 仕事のタスク管理が負担になる
などがあります。しかし、デメリットを事前に把握できれば、対応策は考えられます。
インターネット環境を整える必要がある
専門学校にテレワークを導入するデメリットに、インターネット環境を整える必要があるということがあげられます。
テレワークに使用するノートパソコンの確保、ネットワーク環境の整備など、テレワーク環境をつくるためには様々なコストがかかるのです。
またテレワークで業務を進める際に、容量の大きなファイルを送受信したり、複雑な処理が必要な業務アプリケーションを使用したりすることもあります。そのためテレワークをするにあたって、接続環境や回線速度を見直すことも必要になるのです。
さらに、機密情報を多く取り扱うため、セキュリティにもしっかり留意しなければなりません。
オンオフの切り替えが難しい
オンオフの切り替えが必要になることも、専門学校にテレワークを導入する際のデメリットの一つです。場所を選ばないで柔軟に働けるテレワークは、裏を返せば仕事とプライベートのオンオフの切り替えを難しくしています。
仕事中なのに家のことが気になって作業が進まなかったり、逆に集中しすぎてしまい長時間労働になったりする可能性もあるのです。
テレワークをすることで出勤がなくなるので、プライベートとのオンオフの切り替えを意図的におこなう力が求められます。
業務時間管理が難しい
専門学校にテレワークを導入するデメリットに、業務時間管理が難しいということがあげられます。講師が専門学校以外の場所で働くようになるため、テレワーク導入前と同じような勤怠管理方法はうまく機能しなくなります。
出勤・退勤の報告を見逃してしまったり、長時間労働を見逃してしまったりする場面も出てくる恐れがあるのです。
後になって問題が発覚することを回避するために、テレワーク導入前の段階で、適切な勤怠管理方法に変更する必要があるでしょう。テレワークの勤怠管理をおこなうのは難しいので、テレワークをサポートしてくれる勤怠管理システムの導入がオススメです。
仕事のタスク管理が負担になる
仕事のタスク管理が負担になってしまうことも、専門学校にテレワークを導入するデメリットの一つです。仕事のタスク管理や指示、報告方法などの流れを再検討しないままテレワークを導入すると、スムーズに業務を遂行できなくなる恐れがあります。
これにより、専門学校に出勤している講師・テレワークをおこなっている講師の両方に負担がかかることになるのです。このため、こちらもテレワーク導入前に適切なタスク管理方法に変更するのがオススメです。
タスク管理ができる勤怠管理システムを選んで活用すれば、業務時間管理とタスク管理が同時にできるので一石二鳥になります。
専門学校のテレワークに勤怠管理システムを活用
専門学校でテレワークを活用していくときに役立つのが、先ほどもご紹介した勤怠管理システムです。勤怠管理システムを活用すれば、スマートフォンやパソコンから出勤・退勤の打刻をおこなうことができます。
またリアルタイムの勤怠情報を確認することが可能です。給与システムとの連携ができる勤怠管理システムを選べば、管理を一本化して業務効率化を図れます。またタスク管理に対応している勤怠管理システムもあるので、検討してみてください。
このように勤怠管理システムには、様々な機能を搭載したものが存在します。それぞれの専門学校の用途やニーズにあったものを選ぶのがオススメです。
まとめ|勤怠管理システムでテレワークをより快適に!
専門学校にテレワークを導入すると、人材の確保や保持、コスト削減など様々なメリットがあります。また、育児や介護と両立しながら仕事できます。
このように柔軟な働き方が可能となれば、講師が長く働きたくなる職場環境をつくることができるはずです。
一方で、テレワークを導入すると業務時間管理が難しくなる、仕事のタスク管理が負担になるというデメリットがあります。業務をスムーズに進めるために、これらの課題は解決しなければなりません。
また、業務においてはより複雑な処理を必要とする業務アプリケーションを利用したり、容量の大きなファイルを送受信したりといったケースが発生します。このため、接続環境や回線速度を見直すことが必要となることもあるでしょう。
今回は、専門学校のテレワークで適正な勤怠管理をするために、勤怠管理システムの活用が適していることもご紹介しました。勤怠管理システムは、場所にとらわれることなく出退勤の記録ができます。
また給与システムとの連携ができる勤怠管理システムを選べば、管理を一本化して業務効率化を図れます。導入することで業務効率化に貢献するはずです。勤怠管理システムを活用して、テレワークの環境をより快適にしてみてください。
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