社内でインフラエンジニアを採用するために重要なこととは?

こんにちは。「クロジカサーバー管理」 IT/テックライターのkait78です。

自社サイトのWebサーバーを管理するためには、サーバーやネットワークを専門分野とする優れたインフラエンジニアが必要です。しかし、経済産業省によるとIT人材不足は2020年で約37万人、2030年には約79万人に拡大すると予想されています。そのため、エンジニアの獲得競争は激化し、企業側は適切な人材を見つけることが難しくなっています。本記事では、インフラエンジニアを探す方法や採用する際の重要なポイントについて解説します。

インフラエンジニアを探す方法

インフラエンジニアを採用するためには、まずは転職を希望しているエンジニアの方を見つけなくてはなりません。そのためには求人サイトや人材紹介会社を利用して自社を知ってもらう必要があります。ここでは、インフラエンジニアを探す方法についてご紹介します。

人材紹介会社の利用

一つ目は人材紹介会社の利用です。

人材紹介サービスとは、求人募集している企業に対して求職者を紹介するサービスです。企業と求職者の間にキャリアコンサルタントが入り、お互いの希望にマッチした候補者だけを紹介することができます。そのため、企業・求職者ともに入社後のギャップが少なく、効率的に採用を行うことが可能です。

オンライン求人ポータル

二つ目はオンライン求人ポータルの利用です。

オンライン求人ポータルとは、いわゆる求人サイトを利用して企業が求人広告を掲載し、広く求人を募集する形態です。人材紹介会社と違い求職者側に面談やフォローなどがなく、無料で簡単に登録ができるためユーザー数が多いことが特徴として挙げられます。

しかし、オンライン求人ポータルの場合は掲載広告のみでしか企業をアピールできず、応募者とのコミュニケーションの機会が少なくなります。そのため、企業の魅力や求める人材や報酬、仕事内容などできる限り詳しく掲載することを心がけましょう。

インフラコミュニティへの参加

三つ目はインフラコミュニティへの参加です。

インフラエンジニアを問わず、エンジニアはインターネット上のコミュニティで最新技術動向やエラー対処など、情報交換を頻繁に行っています。また、最近ではSNSで転職活動をする人も増えてきました。

インフラコミュニティに参加することにより自社のアピールと優秀なエンジニアの採用に繋げることが可能です。インフラコミュニティの例として、conpassTECH PLAYQiitaなどが挙げられます。ただし、コミュニティによっては企業の宣伝・採用活動を禁止している場合もあります。参加事項・規約等をよく読み活動しましょう。

インフラエンジニアのスキルセットを理解する

次にインフラエンジニアを採用する上で重要なエンジニアとしてのスキルセットについて解説します。インフラエンジニアのスキルセットを理解することで、企業に貢献できる人材かどうかを判断することが可能となります。それでは順に見ていきましょう。

基本スキル

まず、エンジニアとしての基本的なスキルが身についているか判断しましょう。

キーボードやマウス、プリンターなどのハードウェア知識、WindowsやLinuxなどのOS・WordやExcelといったソフトウェアスキル、個人情報や機密情報に対するセキュリティ意識を持っているか確認が必要です。これらのスキルは応募者の職務経歴書や取得している資格で判断する、CAB適性検査を導入するなどして応募者のスキルを見極めることが重要です。

専門的なスキル

次に、専門的なスキルを所有しているかチェックしましょう。

サーバー管理業務には複数の専門的なスキルが必要です。例えば、Linuxの操作や障害対応におけるバックアップのリストア、セキュリティに関する知識も必要となります。これらのスキルは一朝一夕では身に付かず、一人前のエンジニアになるためには少なくとも3年程度の経験が求められます。

サーバー管理業務における必要な専門スキルは下記でも紹介しています。
【Web担当者向け】サーバー管理に必要なスキルとは?|一般業務に必要なスキルを徹底解説!

ソフトスキルとチームフィット

優れたインフラエンジニアは、単なるIT・専門スキルだけでなく、チームとの協力やコミュニケーション能力も優れています。応募者のソフトスキルやチームフィットについても考慮しましょう。

ソフトスキルとは、協調性やコミュニケーション能力、リーダーシップなどの仕事をするうえで基礎となるスキルのことです。また、問題解決能力や論理的思考力などもソフトスキルに当たります。チームフィットとは、組織やチームの文化・価値観に対して人材がフィットすることができるかを指します。

コミュニケーションスキルや専門スキルがあったとしても、企業文化に馴染めずに退職に繋がるケースが多々あります。入社後長く働いてもらうためにもソフトスキルやチームフィットの適正があるか確認しておきましょう。

インフラエンジニアの外部委託とは?

ここまでインフラエンジニアを採用するためのポイントについて解説しました。

現在インフラエンジニアは採用市場でも枯渇しており、人材紹介会社やインフラコミュニティなどを駆使して採用活動をする必要があります。加えて、自社の大切なサービスを運用するためには、インフラやITにおける基礎・専門スキルやソフトスキルなどを身に着けたインフラエンジニアでなければなりません。これらの条件に見合わないインフラエンジニアを採用してしまった場合、セキュリティ事故や作業ミスによるサービス停止に繋がる恐れがあります。

▼サーバー管理部門のセキュリティ事故や障害についての記事はコチラ
他社事例から学ぶサーバー管理の重要性|シーンの異なる4つの事例をご紹介!
【システム・Web担当者向け】セキュリティ事故が起きると生じる6つの損害

そこで、インフラエンジニアの外部委託という選択肢をご紹介します。

外部委託のメリット

インフラエンジニアに関わる業務を外部委託することで、下記のようなメリットがあります。

  • 採用活動が不要となる
  • 専門技術や知識が保証されている
  • サーバー管理の実績がある
  • 導入スピードが速い

このように採用活動やエンジニアの育成も不要であるためそれに掛かるコストやスケジュールを削減することが可能となります。また、外部委託業者はISOやプライバシーマークなどの認証を取得している場合や、他企業のサーバー管理実績も多数あるため、安心して委託することができます。

インフラエンジニア専門の外部委託会社

外部委託会社の中にはインフラエンジニアの分野を専門としている企業があります。システム開発会社でもサーバー管理・運用代行サービスを展開している場合がありますが、その中身はサーバー管理専門会社への再委託というケースもあります。

インフラエンジニア専門の外部委託会社にサーバー管理業務を委託すれば、規模によりますが月数万円程度で委託が可能です。インフラエンジニアの雇用コストや採用活動に関わるコストと比べても格安であるため、サーバー管理業務は外部委託することをお勧めします。

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サーバー管理の委託費用は?委託業者の選び方も紹介!

成功事例と実績

最後に、弊社が運営する「クロジカサーバー管理」サービスの成功事例と実績についてご紹介します。

「クロジカサーバー管理」では上場企業や自治体、教育機関など、さまざまな業界の企業様にご利用いただいており、AWSパートナー学認クラウドにも認定・参加しています。

また、「24時間365日の監視にプラスしてミドルウェアのアップデートやパッチ当てなども全部含めて対応いただける」や「(自社の)コンテンツ周りにフルに予算を掛けられる」などのお声も頂いております。

まとめ| 外部委託が最適な解決策

本記事では、インフラエンジニアを採用するポイントやスキルセットについて解説しました。しかし、昨今の状況からインフラエンジニアの採用は非常に困難となっています。

企業はエンジニアの採用よりもサーバー管理の専門業者への外部委託を行った方が時間もコストも抑えることができます。「クロジカサーバー管理」では、サーバー管理のプロが24時間365日お客様のサーバーを管理致します。さらに、サービス導入にかかる初期費用は無料で、10万円以下の月額費用からサーバー管理が可能となります。

また、事業会社様のウェブサイトをデザインされるWeb制作会社様でクライアント様から「サーバー管理まで対応してほしい」というお声がある場合、Web制作会社様向けのパートナープログラムもご用意しておりますので、詳細のご質問などについてお気軽にお問い合わせください。

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ライター:kait78

元大手通信事業者のインフラエンジニア。ネットワーク・サーバー・AWS領域でIT/テック記事に特化した記事を執筆。Webサーバーにまつわる課題や悩みに対して実務経験を基にした、現場社員目線の課題解決となるアイデアを提供します。

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