400人の同時アクセスによるサーバーダウンから、大学サイトの「何も起きない状態」をつくるまで

学校法人東京農業大学が設置する東京情報大学は、情報系・看護系の2学部に約2,000名の学生が学ぶ大学です。企画調整課が担当する大学のメインサイトでは、大学からのお知らせや学内の取り組みを発信しています。

同大学は、サーバー保守コストの見直しをきっかけに、クロジカクラウドサーバー管理を導入しました。導入後にアクセスが集中しサーバーダウンした際には、クロジカが状況確認と復旧を行ったうえで、現行プランや転送量、費用面を踏まえた複数の見直し案を提示。同大学では、必要以上に大きな構成にはせず、翌年の同時期に備えてサーバーをスペックアップしました。

セキュリティ対策についても、特定の製品を前提とせず、大学の状況や費用に応じた選択肢を比較しながらAWS WAFを導入。現在は、大学側で転送量や費用に関わる点を確認し、専門的なサーバー保守はクロジカに任せる体制で運用しています。

今回は、企画調整課の上田様に、クロジカ導入までの経緯や、アクセス集中時の対応、現在のサーバー運用についてお話を伺いました。

大学の取り組みを学内外へ届ける──三者で支える大学サイト運営

── まずは、東京情報大学の特徴について教えてください。

上田様:本学は、「経営のことが分かるシステムエンジニア」と「システムのことが分かるビジネスマン」の育成をコンセプトとして1988年に開学しました。

現在も、情報分野を軸としながら、ICTを農業やヘルスケアなど、さまざまな分野に応用する研究に取り組んでいます。

── そうした大学の取り組みは、Webサイトを通じてどのように発信しているのでしょうか?

上田様:本学には、企画調整課が担当するメインサイトと、入試広報課が担当する受験生サイトがあります。

企画調整課が管理するメインサイトでは、大学からのお知らせやニュース、イベント、学内の取り組みなどを発信しています。

── メインサイトの運営にあたって、上田様は普段どのような対応をしているのでしょうか?

上田様:ニュース記事を投稿したり、サイト内に古くなっている情報があれば更新したりしています。内容によっては、担当部署へ確認や更新を依頼することもあります。

それに加えて、学内の取り組みの中から、広報記事やプレスリリースとして発信できる題材を探しています。直近では、本学で開催予定の高校生向けeスポーツ大会について、学外に向けて案内しました。

── 情報の整理や発信は企画調整課が担っていますが、サイトの制作やシステム、サーバー保守はどのような体制で運営しているのでしょうか?

上田様:サイトの制作やシステム面はWeb制作会社さんに、サーバー保守はクロジカさんにお願いしています。

大学、Web制作会社さん、クロジカさんの三者で、それぞれの役割を分担しながら運営している形ですね。

保守体制の見直しで直面した、専門外のサーバー判断

── 現在の体制になる以前、サーバー保守はどのような体制だったのでしょうか?

上田様:もともとは、別の会社にWebサイトのサーバー保守をお願いしていました。契約当時は前任者が主担当で、私はその後にやり取りを引き継ぎました。

サーバー保守にかかるコストを抑える余地があるのではないかという話があり、保守体制を見直すことになったと聞いています。

── 保守会社を見直す中で、クロジカの導入につながったのはどのような点だったのでしょうか?

上田様:当時から本学のWebサイト運営を支援していただいていたWeb制作会社さんと、クロジカさんとの間に連携実績があったと聞いています。

サイトの制作やシステムを担当するWeb制作会社さんと、サーバー保守を担当するクロジカさんが、必要に応じて連携できることも導入につながったようです。

── 前任者からサーバー保守に関するやり取りを引き継いだ際、どのような点に難しさを感じましたか?

上田様:サーバー保守自体はクロジカさんにお願いしていますが、費用や今後の運用に関わる内容については、大学側でも確認する必要があります。

どのような対応が必要なのか、費用にどのような影響があるのか、今後の運用にどう関わるのかといった点は、学内で判断するためにも把握しておかなければなりません。

一方で、私自身はサーバーやインフラを専門としていたわけではなく、それまでほとんど関わっていませんでした。

専門用語を聞いたときに、すぐに「こういうことか」と理解できるのか。内容が分からないまま、「分かりました」と言ってしまわないか。正直、そこはかなり不安でしたね。

──  実際にクロジカとのやり取りが始まってから、その不安はどのように変わりましたか?

上田様:分からないことがあれば、「こういう理解で合っていますか」と確認するようにしていました。そうすると、クロジカさんのカスタマーサポートの方が、その都度丁寧に答えてくださったんです。

分からないまま話が進むのではなく、一つずつ内容を確認しながら進められたのは大きかったですね。情報技術に精通していない私ですが、クロジカさんには安心して相談することができています。

約400人の同時アクセスから復旧──翌年に備えたサーバープランの見直し

── サーバー保守に関するやり取りの中で、特に印象に残っている対応はありますか?

上田様:印象に残っているのは、2025年4月頃に大学サイトへのアクセスが集中したときの対応ですね。

当時は、在学生向けのガイダンスの関係で400人ほどが同時にアクセスする場面があり、一時的にサーバーへの負荷が高まってサーバーダウンしてしまいました。

── その際の対応は、どのように進んだのでしょうか?

上田様:すぐに状況確認に入っていただき、復旧も早かったですね。

ただ、それ以上に印象に残っているのは、単に復旧して終わるのではなく、現行プランのままでは、同じようなアクセス集中が起きた際に再びダウンする可能性があると説明いただいたことです。

そのうえで、今後も安定して運用できるよう、プランの見直しまで提案いただきました。

── プランの見直しでは、どのような点を重視したのでしょうか?

上田様:本学としては、安定して運用できることを前提にしつつ、コスト面とのバランスも重視していました。

クロジカさんからは、転送量の平均や費用への影響を踏まえて、複数の案を出していただきました。それぞれの案の違いを整理していただいたので、大学側でも利用状況と費用を比較しながら検討することができました。

その中から、必要以上に大きな構成にはせず、実際の利用状況と費用面を考慮した案を選びました。前年のアクセス集中を踏まえ、翌年の同時期に備えて、必要な範囲でサーバーをスペックアップしました。

セキュリティ対策への不安──複数の選択肢からAWS WAFを導入

── 大学サイトを運用する中で、セキュリティ面にはどのような不安がありましたか?

上田様:大学を狙ったサイバー攻撃や情報漏えいのニュースを目にすることもあり、大学サイトにもセキュリティ対策が必要だと感じていました。

ただ、具体的にどのような対策が本学に合っているのかは、私の所属する部署だけでは判断が難しかったですね。

── 具体的な対策を検討する際、クロジカにはどのように相談したのでしょうか?

上田様:最初は、「本学の状況では、どのような対策が適切でしょうか」というところから相談しました。

こちらで具体的な対策を決めていたわけではなかったので、本学の状況を踏まえたうえで、どのような対策が必要なのかを確認しながら進めました。

── 相談後、セキュリティ対策はどのように決まったのでしょうか?

上田様: クロジカさんからは、最初から一つの対策に絞るのではなく、いくつかの選択肢を出していただきました。

それぞれの対策を、本学の状況や費用面を踏まえて比較する中で、AWS WAFが本学には合っているのではないかとご提案いただき、導入しました。

自分たちだけで製品や対策を決めるのは難しかったので、複数の選択肢から比較できたのはありがたかったですね。

「何も起きない状態」が一番ありがたい──サーバーを意識しない日常へ

── 現在の運用では、大学側で確認していることと、クロジカに任せていることを、どのように分けていますか?

上田様:大学としては予算との兼ね合いもあるため、転送量など、費用に関わる部分は確認しています。

一方で、専門的なサーバー保守については、クロジカさんに任せる形で運用しています。

── 現在のサーバー運用について、どのように感じていますか?

上田様:正直、普段はサーバーのことをあまり意識していないんです。もし安心して任せられない状態であれば、こちらから何度もサーバーの状況を確認していると思います。でも、今はそうする必要がありません。

そうやって何度も確認せずにいられるのは、安心して任せられているからだと思いますね。

── 今後、クロジカに期待していることを教えてください。

上田様:まずは、今の「何も起きない状態」を、これからも保っていただきたいです。トラブルが起きたときにすぐ対応いただけることも大切ですが、普段はサーバーを気にせずにいられることが、一番ありがたいですね。

そのうえで、今後、何か追加で必要なものが出てきたときには、また相談させていただきたいです。これまでにも、データ転送量や本学の予算を踏まえて柔軟に提案いただいていて、そうした対応には助けられていると感じています。

大学名学校法人東京農業大学 東京情報大学
大学概要総合情報学部・看護学部を有し、ICTを利活用できる人材や、地域医療・ケアを支える看護職の育成に取り組む私立大学
Webサイトhttps://www.tuis.ac.jp/

コーポレートサイトクラウドでセキュアに

コーポレートサイトをクラウドでセキュアに クロジカガイドブック

クラウドサーバー管理
クロジカガイドブック

「クロジカクラウドサーバー管理」の詳しい内容がわかる資料をご用意しました。
  • コーポレートサイト構築・運用の課題を解決
  • クロジカクラウドサーバー管理の主な機能
  • 導入事例
  • 導入までの流れ

詳しい資料をご覧いただけます

クロジカクラウドサーバー管理のサービス内容を記載した資料をダウンロードできます。
クロジカの機能や事例が分かる
資料ダウンロード