こんにちは。「クロジカサーバー管理」プリセールスの高瀬です。
CMSのクラウドサービスが増えている昨今、弊社でもMovableType クラウド版を利用する案件のお話を耳にするようになりました。
今回はMovableType クラウド版単体での利用とAWSを併用する利用パターンのそれぞれの特徴をご案内します。
MovableType クラウド版の特徴
Movable Type クラウド版は、Web、CMSのサーバーが1つに集約されたSaaS型のサービスとなっており、IDCフロンティア社のクラウド基盤で提供されています。
サーバーにログインしなくてもWEB、CMSサーバーとして運用ができるようになっているため、サーバーの構築やMovableTypeのインストール作業を行わずに高性能なサーバーでMovableTypeを利用することができます。
また、Webサーバーも同梱されているため、公開サーバーを別途用意しなくても単体でWebサイトを運用することができます。
AWSとの組み合わせ構成例
MovableType クラウド版だけでもサイトを運用することは可能ですが、AWSと組み合わせることでサイトの可用性をあげたり、Webサーバーに動的な機能を持たせたりすることが可能になります。
EC2との組み合わせ
公開用のWEBサーバーをEC2で用意することで、サイトに動的な機能を実装しやすい構成を実現することが可能です。
・メリット
WEBサーバー側にPHPなどをインストールすることで、公開されるサイトに独自フォームなどの動的な機能を持たせることが可能です。MovableTypeのサーバーと独立したWebサーバーを用意することで、WEBサーバーに独自のライブラリを組み込むなど、幅広いカスタマイズが可能になります。
・デメリット
WEBサーバーが増える分サーバー費用と管理コストがかかります。また、アクセス増によってWEBサーバー2台でも負荷に耐えられない場合はスペックアップが必要になります。
S3との組み合わせ
MovableTypeからS3にパブリッシュすることでWEBサーバー部分をサーバーレス化することも可能です。
・メリット
WEBサーバー部分を可用性の高いS3構成とすることで、アクセス集中時もサイトを落とさずに運用が可能です。
・デメリット
S3のWebホスティング機能を使うため、PHPなどの動的コンテンツを運用することができなくなります。また、.htaccessのような複雑なリダイレクト設定が難しくなります。
さいごに
コーポレートサイト・サービスサイト・キャンペーンサイト・ECサイト等、サイトの目的ごとにサーバーに求められるスペックや課題は異なります。
クロジカサーバー管理ではお客様のご要望をお伺いしつつ、制作会社様とも連携させていただき、最適なインフラ構成をご提案可能です。
サイトの立ち上げや移行でインフラ構成や保守にお悩みの際はぜひご相談くださいませ。
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