国内シェア80%!WordPress使用統計に見る利用傾向とは?

こんにちは。「クロジカサーバー管理」コンサルティングチームの西原です。

WordPressは、メジャーなCMSとして認知されていますが、具体的にどんな形式でどのように利用されているでしょうか。本記事では、WordPressにまつわる統計をもとに利用傾向について記載します。

20%以上のコーポレートサイトがWordPressを使用

国内のコーポレートサイトのうち約20%がWordPressを使用しています。WordPressはコーポレートサイトとの相性が良く、CMSを使う場合の第一候補と言って過言ではないでしょう。20%という数字には部分的にWordPressを使用しているサイトは含まれておらず、実際にはデータよりも多くの企業がWordPressを導入していると推測されます。他のCMSを使用して見るとわかりますが、専門知識なしでもカスタマイズ性が高く、SEOに強いサイトが制作できるので非常に優れたCMSだと言えます。

独自のCMSをクライアントへ推奨する企業も存在しますが、その多くは自由度が低く使いづらいものがほとんどで、定期的なメンテナンスも含め高額な料金を請求されるケースがあります。その点、WordPressは自由度が高くWebの専門技術を持たない人でも管理がしやすく手間がかかりません。

教育機関での使用率が高い

教育機関や公共施設のWebサイトでもWordPressの使用率は非常に高いです。多くの起業家や政府要人を排出しているハーバード大学やスタンフォード大学などの最高学府のWebサイトにもWordPressは導入されています。国内でも東京大学大学院や早稲田大学をはじめ多くの大学がこぞってWordPressを導入しています。教育機関用のテーマも数多く用意されており、その需要の高さがうかがえます。業界専門の制作会社も複数存在しますが、その多くが相性の良さゆえにWordPressを導入した制作を提案しています。

国内でのシェアは80%以上

コーポレートサイトにおけるWordPressのシェアの大きさについて言及しましたが、CMS全体のシェアの大きさにも注目です。国内に関して言えば、80%以上とCMSのシェアではダントツのトップです。WordPressはもともとブログに特化したサービスとして認知度を上げてきました。そんな背景もあり、多くの企業のオウンドメディアや個人ブログまで幅広くWordPressが浸透しています。ブログのみならず、ギャラリーサイトなどコンテンツの更新が必要なWebサイトの多くはWordPressを採用しており、その有用性が確認できます。編集権限を分けることで複数人でのメディア運用もスムーズに行うことができ、非常にメディア向きのCMSと言えます。

WordPressは約200の地域で利用されている

WordPressには200近くの地域が登録されており約60の言語で利用できます。オフショア開発を行う際もWordPress案件であれば、比較的技術者が集まりやすくスムーズな業務進行が見込めます。オープンソースのソフトウェアなので導入コストもかからず、費用対効果が高いことも大きな特徴のひとつです。世界的なシェアを見ると2021年現在すべてのWebサイトのうち37%がWordPressを導入しており、3つのうち1つはWordPressサイトという計算です。以上の内容からWordPressがいかに世界的に認められているCMSかわかると思います。

WooCommerceはすべてのオンライン販売の売上の7%を生み出している

ECサイトに必要なカート機能など最低限のものはプラグインを使用して簡単に実装できるのでWordPressを使用したECサイトは数多く存在します。データから見るとオンライン販売全体の7%もの売上がWordPressのプラグインWooCommerce経由で生み出されているのは驚嘆すべき事実です。しかし、ECサイトに関しては他のCMSのシェアが勝っており絶対的なナンバーワンではありません。近年はShopifyの台頭により多くのECサイトがShopifiによって構築されています。WordPressはカスタマイズ性に優れており、コンテンツマーケティングに向いているCMSですが、ECサイトの構築においてカート機能は簡単に導入できますが、決済機能に自由度少なく多少注意が必要です。

WordPressのウイルスに感染の多くは、プラグインが原因

ウィルスに感染したWebサイトの約90%はWordPressを使用しています。ウィルスに感染したサイトの多くがWordPressを利用していたと聞くと、WordPressにセキュリティ上の欠陥があると思う人がいるかもしれませんが、それは誤りです。ウイルス感染による情報漏洩などの多くはプラグインが原因です。アップデートを行っていなかったり互換性を考慮せずに多くのプラグインを使用していることが原因でセキュリティにほころびが生じます。WordPressにようなシェアの多いプラットフォームの方がサイバー攻撃に合いやすいので注意が必要ですが、定期的にアップデートを繰り返していれば問題の多くは防ぐことが可能です。

大規模サイトでの利用率も高い

WordPressというと個人ブログなどのイメージが強いですが、大規模サイトでも利用されています。上位数%のトラフィックを誇るWebサイトの40%近くがWordPressを導入しており、多くの人気メディアやWebサービス、コーポレートサイトに使われていることがうかがえます。

さいごに

WordPressには数多くのユニークな統計や情報が存在します。データはあくまでも参考としてですが、WordPressの有用性はイメージいただけるのではないでしょうか。特に、事業性の強いWebサイトに関しては、他のCMSよりも圧倒的に相性が良いので、ECサイト以外でCMSを検討する際はWordPress一択です。実際にマーケティングに成功している企業の多くはWordPressを導入していますので、どんな運用を行なっているのか参考にしてみるのもおすすめです。

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