建設プロジェクトにおける監理・監督のススメ|クラウドストレージの活用方法

こんにちは。「クロジカ大容量ファイル管理」マーケティングの畝です。

建設プロジェクトとは、建物を計画し設計・施工までの建設にかかわる全てを指します。
ひとつのプロジェクトに多くの人がかかわっていることかと思います。

現場監理や現場監督もそのひとつ。多くの人がかかわるプロジェクトでは、より効率的に業務を進める必要があり、クラウドストレージはその一因を担えます。

本記事では、現場監理者や現場監督をはじめ建設プロジェクトにかかわる方が、クラウドストレージを活用し業務を円滑に進める方法をお伝えします。

建設プロジェクトにかかわる人

建物の計画から施工まで、建設プロジェクトには複数の会社の多くの担当者がかかわっています。

  • 営業    建設計画を事業主と折衝
  • 設計    意匠・構造・設備(機械と電気)
  • 設計監理  意匠・構造・設備(機械と電気)
  • 現場代理人 いわゆる現場所長
  • 現場監督  主任技術者や監理技術者

設計事務所と施工会社が別であることがほとんどですが、設計施工と呼ばれる設計と施工を同一の会社で請け負うこともあります。

設計は意匠・構造・設備の3部門があり、設備には機械担当、電気担当と分かれている会社もあります。

設計監理は多くの場合、設計を行った担当もしくは設計を行った会社の監理担当が行います。

現場代理人や現場監督は、工事現場に常駐して工事の施工計画や作業監督を行います。

上記は建物の事業主と請負契約上のかかわりのある人を挙げましたが、特に施工段階では多くの下請事業者によって工事は成り立っています。

設計監理の仕事

設計監理とは、設計図書に基づいて工事が進められているのかを監理することです。

建築設計には意匠・構造・設備の3部門があり、それぞれに設計図があります。一般的には設計を行った担当もしくは設計を行った担当の会社の監理担当が設計監理を行います。

施工計画書や施工図の確認、設計図との照合、仕様書の確認などを行い、工事現場での確認も業務です。検査の立会いや設計図に基づいた指導を行います。

現場監督の仕事

現場監督とは、工事現場で工事の施工を行う人です。現場管理とも呼ばれることがあり、設計監理と現場管理と混同しやすいので注意が必要です。

現場監督は施工計画や施工図を作成し、設計監理の承認を得た上で施工を行います。現場監督には、多くの場合、建築担当・設備担当という区分けがなされており、設計の意匠・構造が建築担当の範囲という位置づけになります。また、作業員の管理や、材料の管理、品質管理と多くの管理技術が必要とされます。

設計監理と現場監督、役割の違い

設計図に基づいて施工計画や施工図を作成するのが、現場監督。施工計画や施工図を確認するのが、設計監理。承認された施工計画や施工図に基づいて施工するのが、現場監督。施工された状況を検査立会い・確認するのが、設計監理。

設計図は事業主との協議により作成されたもので、設計図に基づいて工事がなされているか、品質は確保されているかなどを監理するのが設計監理です。

設計監理は事業主の立場で、より専門的な目で、工事現場の進捗を確認する役割があります。

現場監督の役割は、工事現場の安全を第一に、承認された計画書や施工図に基づいて工事を進めていくことです。

設計監理と現場監督の現状

コロナ禍における社会情勢や慢性的な人手不足などを足がかりに、建設業界でもIT化が進んできました。設計段階では導入の進んでいたBIMも、施工BIMとして工事現場に広がりを見せています。

設計でも施工でも、詳細の納まりはBIMで検討されることもめずらしいことではなくなってきました。ドローンを採用して危険箇所の点検を行ったり、定点写真を撮影するなど、人手不足や業務を効率化する機器の導入も進んでいます。

安全管理や業務の効率化を図ることを目的に、工事現場のリアルタイムの映像を工事現場の事務所ではなく、営業所や支店で確認する取り組みも行われています。

多くの企業が業務効率向上を目的としたITツールを採用し、活用し始めています。例えば、ITツールのチャット機能やクラウドストレージを活用して、設計監理も現場監督も業務を進めるといったことです。

電話やメールで行っていた連絡がチャットにかわり、メールで添付していたデータをクラウドストレージで確認できるようになり、変遷を遂げている最中です。

建設プロジェクトでクラウドストレージを活用する理由

CAD・BIM・施工計画書・仕様書・打合せ記録、建設プロジェクトで扱っているデータは、種類もデータ容量も膨大。

データも多ければ、扱う側の人も多く、クラウドストレージの活用は無くてはならないものになっています。どこにいても、クラウドストレージにアクセスすれば、必要な情報を得ることが可能なのは大きなメリットでしょう。

例えば、工事現場にいる現場監督と、事務所にいる設計監理が、2か所同時に同じデータにアクセスし、工事の打ち合わせや確認を行うこともできます。

設計監理のメリット

大規模現場になれば、設計監理が工事現場に常駐することもありますが、多くの場合、複数の工事現場を兼務するのが設計監理です。クラウドストレージが無い頃は、重たい設計図書を持ち歩くのが日常でした。

現在は、他の工事現場に行っている時も、いつでも、クラウドストレージにアクセスすれば、必要な情報を得ることができるので、図面を持ち歩く必要がなくなりました。

毎日届く工事日報も、施工図も仕様書も、どこにいてもリアルタイムに確認ができます。承認作業も容易になり、監理業務を効率的に行えます。

現場監督のメリット

工事写真や検査記録など、工事で発生する記録を簡単に整理することが可能になります。

閲覧権限を設けることで、事業主や下請け業者にも、設計監理にも、会社の異なる担当者間で、同じクラウドストレージ上でやり取りを行えます。

工事現場の作業員や扱う資材の管理もしやすく、クラウドストレージを活用することで、リアルタイムでの情報共有が可能。

図面データを添付した大容量のメールを送付する手間や時間を削減できるほか、現場の状況確認もカメラ映像やドローンの空撮で発生する大量の映像データも、クラウドストレージなら保管可能です。

まとめ

改めてですが、建設プロジェクトには、実に多くの人がかかわっています。IT化が建設業でも進んでいる今日、扱うデータの容量は膨大になる一方です。

クラウドストレージを活用することで、設計監理も現場監督も、誰しもが、リアルタイムに情報を共有することが可能となります。

重たい図面を運ぶことなく、大容量のデータ送付に時間を取られることなく、本来の設計監理としての、現場監督としての業務の効率化を、クラウドストレージが実現することでしょう。

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さらにマルチデバイス対応なので、タブレットからスマートフォン、PCからスマートフォンなどデバイスをまたいでデータ交換が可能です。また、プロジェクト単位でフォルダ分けして、代表者のみならず従業員の方々など、利用者数に合わせたプラン選択ができます。

簡単に導入でき、安心安全で利便性の高い機能を備えています。
ファイル管理でお悩みの方はぜひお気軽にご相談ください。

参考:【国土交通省】建設業における働き方改革推進のための事例集

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