【製造業向け】 バックアップのためのクラウドストレージ|活用するメリット・方法

こんにちは。「クロジカ大容量ファイル管理」マーケティングの畝です。

製造業においてデータのバックアップは事業継続や災害時の即時復旧において非常に重要です。しかし、データをバックアップする上でさまざまな問題が生じます。例えば、データ容量の問題やデータ消失のリスク、バックアップ処理の手間などというように解決すべき事項は多岐にわたります。

このような課題を受けて製造業では、データバックアップの課題の解決策として近年クラウドストレージの活用が進んでいます。クラウドストレージには多くの利点があり、データのバックアップや災害対策、データ復旧などで重宝されている技術です。本記事では製造業のデータバックアップにおいてクラウドストレージを活用する利点や導入のポイントなどを紹介します。

製造業におけるデータの重要性

製造業にとって、データの管理は重要です。製造業は日々の業務の中で多くのデータを活用しています。製造ラインで稼働する設備から得られるデータや市場から収集したデータ、受発注のデータなど、扱うデータの量は膨大です。

製造業の扱うデータは機密情報の塊であり、データが消失すれば企業は大きな損害を負います。また、データの漏洩や流出にも備えなければいけません。もしものときのために、しっかりとデータをバックアップする体制を整えることが重要です。

製造業のデータバックアップにおける課題

製造業がデータバックアップを進める上で直面する課題を紹介します。

データのバックアップ処理に時間がかかる

製造業で扱われるデータは膨大な量があり、バックアップ処理に時間がかかる点が大きな課題となります。製造業の生産システムは24時間年中無休で稼働しているケースが多いです。常に膨大な量のデータが生まれているため、バックアップ処理のための時間の確保やスケジュールを立てるのが困難になります。

バックアップ処理に時間がかかると、予定された時間までにバックアップ処理が終わらないケースが出てくるためです。そして、バックアップ処理のスケジュールが遅れると、次のバックアップ処理に回されるデータの量が増えて悪循環になります。

バックアップデータの消失リスク

バックアップしたデータが消失するリスクに備える必要があります。万が一に備えて保存しておいたバックアップデータが消失したのでは、バックアップする意味がありません。社内サーバにデータをバックアップしたとしても、サーバのシステム障害や災害などによりデータが消えるリスクは常に存在します。

バックアップのためのデータ容量の確保

データをバックアップするための容量の確保は大きな課題になります。製造業はバックアップするべきデータの量が膨大です。大容量のデータを保存できる環境を整えるためには高いコストがかかります。また、単に十分なデータ容量を確保するだけではなく、バックアップ処理の効率性やセキュリティ対策、データ消失リスクへの対策なども踏まえることが重要です。

製造業のデータバックアップでクラウドストレージを活用する利点

製造業がデータバックアップするために有効な方法としてクラウドストレージがあります。製造業がクラウドストレージを導入する利点は多いです。具体的にどのような利点があるのか紹介します。

大容量のデータをバックアップできる

クラウドストレージの活用により、大容量のデータ容量を確保できる点がメリットです。バックアップするべきデータが膨大でも、クラウドストレージであれば大容量のデータ保存に対応できます。

クラウドストレージはデータ容量ごとに幅広いプランを用意しているのが特徴です。容量を増やしたい場合は、プランを変更します。容量を増やすのに手間がかからず、管理コストも発生しません。データのバックアップに必要な容量を簡単に確保できるのがクラウドストレージのメリットです。

データを安全に長期保存できる

クラウドストレージを活用することで、バックアップデータを安全に長期保存できるのがメリットです。クラウドストレージを提供する事業者は、複数のデータセンターでデータを管理しています。顧客から預かったデータを二重三重に保管しているため、システム障害や自然災害への備えは万全です。自社から離れた場所にクラウドストレージのデータセンターが設置されている場合は、地震や津波といった災害のリスクを軽減できます。

非常事態が起きても迅速にデータ復旧ができる

サーバー障害や地震・台風などの自然災害により自社で保管していたデータが消失したとしても、クラウドストレージを導入していれば迅速にデータ復旧ができます。クラウドストレージから短時間でデータ復旧を行い、事業への影響を最小限に抑えることが可能です。

また、インターネット環境があればどこでもアクセスして重要なデータを取り出すことができます。自然災害などで出社が困難な状況になったとしても、クラウドストレージを利用して業務を継続することができ、事業がストップするリスクを回避できるのです。

クラウドストレージを活用したデータバックアップの方法

クラウドストレージを活用してデータバックアップするための主な流れは以下の通りです。

  1. バックアップの対象となるデータを決める
  2. バックアップのスケジュールを立てる
  3. クラウドストレージのサービスを選ぶ
  4. クラウドストレージの契約をする
  5. クラウドストレージの設定を行いバックアップ処理を実行する

データバックアップをするためには、バックアップの対象となるデータを決めるところから始めます。バックアップするデータを絞っておかないと多くの容量が必要になり、バックアップの効率が悪いです。きちんとバックアップの対象データを選定します。

次にバックアップのスケジュールを立てることが大事です。どのくらいの頻度でバックアップを行うのか決めましょう。また、バックアップデータを何回前の分まで保存しておくのかルールを決めます。

データバックアップの方針やスケジュールを決めた上でクラウドストレージのサービスを選びましょう。十分な容量があり、必要なサポートが揃っていて、信頼できるサービスを選ぶことが大切です。クラウドストレージのサービスを選んだならば契約をしましょう。契約後は必要な設定を行い、実際にクラウドストレージへのデータバックアップ処理を実行します。

クラウドストレージを活用する際のポイント

データバックアップにクラウドストレージを活用する際の重要なポイントを解説します。

導入コストやランニングコストに注意する

クラウドストレージサービスの選定の際には、導入コストやランニングコストに注目することが大切です。あらかじめ、どの程度の予算を用意できるか目安を決めておき、その上で導入コスト・ランニングコストが予算内に収まるか検討します。

基本的にクラウドストレージサービスは月額制です。プランや保守サポートの内容により、実際にかかる費用は大きく異なります。データ容量が増えるほどコストがかかる点に注意しましょう。

データの暗号化などセキュリティ対策を重視する

クラウドストレージを選ぶ上でセキュリティ対策を重視することは大事です。クラウドストレージにバックアップしたデータが流出・漏洩、あるいは消失するリスクは存在します。クラウドストレージサービスを過信するのではなく、しっかりとセキュリティ対策や保守管理を行っているか事前に確認しましょう。

クラウドストレージサービスやプランによってセキュリティ対策や機能は異なります。たとえば、保存データの暗号化を行い、データの漏洩に備えているサービスは多いです。また、情報セキュリティに関する第三者機関の認証を取得しているかどうかもチェックしましょう。

十分な容量があるか確認しておく

クラウドストレージを選ぶ際には十分な容量が確保されているか確認しましょう。サービスやプランによって利用できるストレージ容量は大きく変わります。あらかじめ、バックアップするデータがどの程度の量になるのか算出しておき、余裕を持った容量のあるサービス・プランを選びましょう。

まとめ

製造業においてデータバックアップは重要であり、システム障害や自然災害などに備えておくことは大切です。データバックアップのためにクラウドストレージは利点がたくさんあり、活用している企業はたくさんあります。クラウドストレージを利用してデータバックアップの対策を進めておけば、さまざまなリスクに備えられるでしょう。

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参考:【経済産業省】工場システムにおけるサイバー・フィジカル・セキュリティ対策ガイドライン

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