こんにちは。「クロジカ大容量ファイル管理」マーケティングの畝です。
製造業の現場では製造プロセスの写真・動画、製品写真、検査・品質管理の写真・動画など、製品の品質向上や生産プロセスの最適化のために多くの写真や動画を取り扱っています。データのあまりの多さゆえに管理することが難しく、データの管理やセキュリティに困っている企業も多いのではないのでしょうか。
最近では個人でも写真や動画をデバイスや外付けハードディスクだけでなく、クラウドに保存して管理するという企業が増えてきました。総務省が公開している”令和３年通信利用動向調査の結果”(https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/data/220527_1.pdf)によると、テレワークを導入する企業が増加しており、それに伴いクラウドサービスの利用状況も右肩上がりとなっています。
本記事では様々な種類の大量のデータが蓄積される製造業において、効率的にデータ管理できる写真・動画保存ソフトについて紹介します。
Contents
製造業界の写真・動画管理課題
製造業では製造プロセスや製品の多様性に伴って大量の写真・動画が蓄積されるため、データの管理には課題が多く存在します。
下記は製造業の写真・動画の管理に関する課題です。
・高画質のデータを取り扱うことも増えたため、データの空き容量が常に逼迫している
・不要なデータがあったとしても、管理をしきれない
・必要なデータの検索が困難になり、品質管理やトラブルシューティングの遅延を招く可能性がある
・セキュリティの確保や機密情報の漏洩へのリスクも増大し、迅速な意思決定や効率的な業務遂行が阻害され、競争力の低下につながる恐れがある
製造業で活用が進む写真・動画管理ソフト3選
1.Google Workspace (Google Drive)
Google WorkspaceはGoogle が提供する組織向けグループウェアサービスでGoogleドキュメントやGoogleスプレッドシートなどのアプリケーションを連携させることで、生産性を向上させることができます。その中のGoogle Driveはドキュメントやスプレッドシートだけでなく、写真・動画を保存することができるので、プロジェクト全体を一元管理ができ、効率的に作業が可能です。
Google WorkspaceのBusinessプランでは、ユーザー1人あたりのクラウドストレージ容量が30GBから5TBまでのプランがあります。最大300人のユーザーまで利用することができ、ビデオ会議、会議の録画、出欠状況の確認は最大500人まで参加することができます。
Google Workspaceを導入することで固定席を持たないモバイルワーカーの業務を工場と会社の全体で推進することができ、たとえ工場内にいなくてもGoogle driveで資料や写真・動画を共有することができます。短期間で新製品を市場投入するために、納入業者との共同作業を促進して管理を強化するためにも活用したり、製品設計書、CAD ファイル、研究データ、テストデータといったデータや写真・動画を即座に共有することで、納入業者とのコミュニケーションを円滑にするために活用されたりしています。
2.Adobe Creative Cloud
Adobe Creative Cloudは、クリエイティブなデザイン作業に特化したクラウドサービスです。Photoshop、Premiere Pro、Illustratorなど多様なAdobeアプリケーションを使用することで、写真・動画の編集、制作、管理が可能となります。また、サブスクリプション方式なので、アプリは常に最新バージョンになっており、バージョン管理が不要です。豊富なフォントやストック素材、オンラインストレージ、共同作業をスムーズに行うための機能など、製造業には欠かせない多彩なサービスを使用できます。
Adobe Creative Cloudの法人プランでは、ユーザー1人あたりのクラウドストレージが1TBですが、チームすべてのクラウドストレージはプールされ、管理者は一箇所ですべてのユーザーにアクセスすることになります。また、チーム全体のストレージ容量の上限までであれば余ったストレージ容量を別ユーザーが利用可能なので、ストレージを柔軟に利用することができます。
Adobe Creative Cloudでは豊富なアプリケーションや素材を利用できるので、ドラッグ&ドロップでマテリアル素材やテクスチャを3Dモデルに反映でき、よりリアルな材質の表現の検討が可能です。ブランドロゴや3Dモデルの構図といったものにも活用されています。AI機能による背景調整や豊富な素材で検討時間やコスト削減にも活用されています。
3.Dropbox Business（クラウドストレージ）
Dropbox Businessは、シンプルで使いやすいクラウドストレージサービスです。写真・動画の保存と共有が容易であり、多様なファイル形式に対応しています。他ソリューションと比べて同期速度が速いので、製造業における大量のデータや写真・動画の同期にかかる時間を大幅に削減したり、共同作業の速度を上げたりすることができます。
Dropbox Businessでは、の法人プランでは、ユーザー1人あたりのクラウドストレージが初期導入で1TBですが、必要に応じて無制限に増やすことができます。また、100GB以上の大容量ファイルを転送することが可能です。複数のメンバーで利用することを前提に開発されているため、たとえば、「チームフォルダ」は管理者だけが作成できる特殊なフォルダで、チームのメンバー全員で自動的にファイルを共有することも可能です。
製造業の企業でも容量無制限な点やDropbox上のテキストファイルが中身も含めて全文検索可能であるという点、ファイルを消失しても過去のバージョンまで遡ることができる「巻き戻し機能」が他サービスに比べて圧倒的に優れていたという点で導入を決めたという実績があります。
クラウドストレージの有用性と利点
クラウドストレージは製造業界において写真・動画の保存・管理に優れています。さらに、クラウドストレージは物理的なサーバーの構築やメンテナンスが不要なため、導入するコストを低く抑えることができ、業務改善効率が高い点も大きな魅力です。
クラウドストレージはインターネットに接続されていれば、どこからでもアクセスできるため、製造業の現場やオフィスから簡単かつ迅速に必要な写真・動画を共有することができます。また、プロバイダーは高度なセキュリティ対策を講じ、データの暗号化やアクセス制御などを行っており、災害時でもデータの損失を最小限に抑えることが可能です。
その中でもクロジカ大容量ファイル管理はプランごとに20名までの小規模企業から50名まで、100名までの中規模企業まで、最適なプランを選ぶことが可能なので、従業員数が多い製造業にとっては、利用者ごとの費用を抑え、スケールメリットを享受できる点が大きな魅力です。さらに、移行作業費が無料なので、初期費用を抑えることができます。
写真・動画管理の失敗例と成功の秘訣
写真・動画管理における失敗例や成功するための方法について紹介します。
失敗例
1.不適切なファイルの整理
適切に整理が行われないまま写真・動画が蓄積されると、必要なときにデータの検索が難しくなり、無駄なデータが増加したりしてしまいます。これにより、生産性が低下し、誤ったデータの使用や喪失のリスクが高まります。
2.セキュリティの不足
機密性の高い写真・動画データを適切なセキュリティ対策なしに管理すると、機密情報の漏洩や不正アクセスのリスクが生じます。情報の漏洩は重大な信頼損失や法的な問題を引き起こす可能性があり、最優先で対策に取り組む必要があります。
成功の秘訣
1.適切な分類と整理
写真・動画をプロジェクトごとに適切に分類し、整理することはデータ整理の基本です。プロジェクト、製品、日付などのタグを活用して検索性を向上させ、生産性を向上させることができます。
2.バックアップとバージョン管理の徹底
定期的にバックアップを行い、バージョン管理を徹底することで、誤操作やデータの削除から保護することができます。また、過去のデータを簡単に復元することができ、誤った場合の修正を簡単に行うことができます。
まとめ
製造業界における写真・動画管理は業務効率向上や品質管理において不可欠です。大量のデータを効果的に整理・保管することで生産性が向上し、競争力が強化されます。
写真・動画管理ソフトの導入は、自社でデータを管理する場合に比べて扱いやすさが劇的に改善します。製造業に属する企業様は是非、写真・動画管理のために適切なソフトの導入を検討してはいかがでしょうか。
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