こんにちは。「クロジカサーバー管理」プリセールスの高瀬です。
2022年5月にNode.jsのヘッドレスCMS「Strapi」にCSRF脆弱性(CVE-2022-29894)が発表されました。
サイト管理者のブラウザ上で任意のスクリプトを実行される可能性があるもので、CVSS v3のスコアは4.3(深刻度:警告)と発表されています。
https://jvndb.jvn.jp/ja/contents/2022/JVNDB-2022-000033.html
ブラウザ上で任意のスクリプトが実行されることでサイト管理者が不正サイトに誘導されたり、情報が流出してしまう可能性があります。
脆弱性の対象となるバージョン
JVNDBではStrapi v3系以前のバージョンが影響を受ける、と発表されています。
https://jvndb.jvn.jp/ja/contents/2022/JVNDB-2022-000033.html
脆弱性の対策
Strapi v4系では修正済みのため、アップデートを行うことが対策となります。
v4系へのアップデートガイドは下記になります。
Webサイトへの影響について
Strapiを利用しているコンテンツ管理画面に関する影響となり、公開しているサイトに影響するものではありません。
ファイルアップロード機能の脆弱性を悪用したリクエストによって、コンテンツの管理者がStrapiの管理画面で影響箇所を表示した際に、ブラウザ上で任意のスクリプトが実行されてしまう可能性があります。
不正サイトに誘導されたり、情報が流出してしまう可能性があるため、コンテンツを管理しているパソコンからは特に不用意なサイトアクセスを避けるように注意が必要です。
さいごに
StrapiのようにサーバーインストールタイプのCMSを使うことでデータ管理の集約や用途に応じたカスタマイズが行いやすい一方でソフトウェアの脆弱性などサーバーのセキュリティ対策が必要になります。
弊社ではお客様サーバーのご利用状況に応じて、エンジニアが日々発表される脆弱性の影響有無を確認して、必要に応じて修正パッケージの適用を行なっております。
サイト制作、運用が多忙でサーバーソフトの脆弱性対策を行うことが難しい場合はぜひご相談くださいませ。
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