こんにちは。「クロジカサーバー管理」コンサルティングチームの三谷です。
上流工程に特化したWebディレクションを支援されている企業の方に、ディレクション業務における大切なポイントと、プロジェクトを通じて感じる難しさについてお聞きしてみました。
制作会社について
Webディレクション、コンテンツ企画、プランニング、UXデザインなど上流工程に特化されており、大手広告代理店様との案件や官公庁、ナショナルクライアント様の案件を多数ご支援されています。
・ウェブサイト・アプリのUI設計およびデザイン
ディレクション業務はどのようなポイントが重要でしょうか?
全体感をつかむことが重要と考えています。スピードとクオリティのバランスと共に、誰に何をどんな内容での部分についても把握し、スケジュール含めた対応が大切です。また、セールス、プロジェクトマージャー、ディレクター、マークアップエンジニアなど、多岐にわたる役割を遂行します。全体を進めながら、現在と先々のインシデントを早めに摘み取る勘所のような注意と能力も必要です。
ディレクション業務の領域が特殊かつ専門性のある内容だと捉えています。重要な能力をひとつあげると、「進行」と同じくらい重要な要素として「説得力」があります。コトバ(日本語)をいかに使えるかが、とても求められる仕事です。コトバの使い方、トーク力、構成など用いる言葉と会話の内容についても、勉強会などを実施しているほど重要視しています。これは、対面の会話にとどまらず、メールの打ち方(用いる言葉や、返信方法、タイミング)など、全体感をとらえた状況や内容に合わせたコトバ使いと、動きの選択によって、プロジェクトの難易度も変化していきます。
「日本語力を上げよう」ディレクションにおける大切なポイントです。
どのようなことにプロジェクトを通じて難しさを感じますでしょうか?
プロジェクトの難しさは、エンドクライアントのお客様(担当者)次第ということです。直接、ご相談いただくプロジェクトも代理店の方からご相談いただく場合も同じことが言えます。
決裁工程で「振り出しに戻ること」や「目的や役割が変わる」など、スタートからつまづくこともあります。本来は、要件定義がしっかりと行えていれば大丈夫であるはず。
しかし、実際は、そうはいきません。時間を費やして丁寧に説明・理解をいただいた後にも「実は良いと思っていなかった」「言った言わないの相違」「解釈の差分」「要件が後から追加」「スコープが変わっていく」などは発生します。「時間が経過して判明する事」「心変わり」による難しさを感じます。
さいごに
今回は、ディレクション業務において大切にされているポイントと、プロジェクトを通じて感じる難しさをお聞きしました。全体感の把握と危機察知能力を持ちながら、日本語力の重要性にも言及されており大変興味深い機会となりました。プロジェクト全体を通じて様々な変化によりディレクション業務に負荷が発生します。スムーズな交通整理、意思決定のお役に立てるサービスとして、弊社サービスにてご支援できればと考えています。
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