ギフティング・CPC広告出稿の前に実施すべきサーバー対策とは?

こんにちは。「クロジカサーバー管理」 IT/テックライターのkait78です。

近年のマーケティング方式として、テレビや新聞広告への出稿だけでなくSNSを利用した方法で自社製品・サービスをアピールする企業が増えてきました。実際に、総務省「令和5年版 情報通信白書」によると、日本のソーシャルメディア利用者数は、2022年の1億200万人から2027年には1億1,300万人に増加すると予測されています。本記事では、SNS・Webマーケティングの特徴と広告出稿前に必要なサーバー対策について解説します。

Webマーケティングとサーバーの関係

はじめに、Webマーケティングとサーバーの関係について解説します。商品・サービスの特性やマーケティング方式によりサーバー対策の必要性が変わっていくため、広告出稿する際には必ず確認しておきましょう。

Webマーケティング方式

Webマーケティングは、ターゲット層へ効果的なアプローチを行うため、様々な課金方式・手法が用意されています。サーバー対策の必要有無の観点から、それぞれ見ていきましょう。

  • CPC(Cost Per Click)
    CPC型はクリックに応じて課金される広告手法です。クリックされなければ課金されないため、無駄な広告費が発生しないと言う特徴があります。本方式では、広告クリック後に遷移するサイト(Webサーバー)が必要となるため、サーバー対策が必要な広告方式だと言えます。しかし、運用手法として意図的にクリック率が少ない広告を採用する際に、ハイスペックなサーバーを用意すると、オーバースペックになる可能性があります。
  • CPM(Cost Per Mille)
    CPM型は広告表示回数による課金方式です。サービスや商品の「リーチ」を目的とする場合が多く、ブランディングや認知度向上を目的とした広告を掲載する場合に有用です。また、クリック率が高い広告をCPM型で利用すると費用対効果が高まります。CPM型も広告クリック後にサイトへ遷移するため、サーバー対策が必要な方式であると言えるでしょう。
  • CPI(Cost Per Install)
    CPIは指定したアプリがインストールされるたびに課金される方式です。ユーザーは広告クリック後にApp StoreやGoogle Playストアに遷移するため、Webサーバーへアクセスが発生しません。したがって、事前のサーバー対策が不要な広告と言えるでしょう。ただし、既に該当アプリをインストールしているユーザーの場合は任意のサイトに飛ばすことも可能であるため、対策が必要な場合もあります。
  • ギフティング
    マーケティング手法として、ギフティングという方法も効果的です。ギフティングとは、自社製品やサービスをインフルエンサーに試用してもらった後で、体験中の様子や感想をSNS上などで発信してもらう方法となります。商品に興味を持ったユーザーはWebサイトに訪問する可能性が高くなるため、サーバー対策が必要な手法と言えます。
  • その他
    その他にも、CPVやCTA、ソーシャルリスニングなど様々なマーケティング手法が存在します。

マーケティング手法によってWebサイトへのアクセス有無が決定するため、必要に応じてサーバー対策を実施することが重要です。

Webサーバーのスペック

Webサーバーのスペックは、サイトのパフォーマンスに直結します。

スペックにはCPUやメモリ・ストレージ容量などが挙げられ、これらが不足するとサイトの読み込み速度の遅延やサーバーダウンなどを引き起こします。広告出稿後は普段よりもトラフィックが多くなるため、サーバーのリソース不足に陥りやすくなります。Webサイトの読み込み速度についての詳しい解説記事は下記でも紹介しています。

▼Webサイトの表示速度に関する詳しい記事はコチラ
【Web担当者向け】ECサイト表示速度の対策は?|離脱率・直帰率を改善!

サーバーダウンに対する事前対策

ここまでは、広告出稿のタイミングでトラフィックが増え、サーバーダウンに繋がる恐れがあることを解説しました。ここからはサーバーダウンを防ぐための事前対策について解説します。

サーバースペックの最適化

サーバーダウンを防ぐためには、サーバースペックの最適化が不可欠です。特に、Webサイトのトラフィックが予想以上に増加する可能性を考慮し、CPU・メモリ・ストレージの各スペックを適切に設定する必要があります。

▼サーバースペックに関する記事はコチラ
Webサイトのサーバースペックは適正?目安や決め方を紹介

負荷分散の実施

負荷分散はサーバーダウンを防ぐための重要な手段の一つです。複数のサーバーにトラフィックを分散し、一つのサーバーにかかる負荷を軽減することが可能となります。負荷分散を実施することで、サーバーの1台が障害を起こした場合でも他のサーバーが処理を引き継ぐことができ、サイトの可用性を高めることができます。

キャッシュの活用

キャッシュの活用は、サーバーの負荷軽減と応答速度の向上に効果的です。Webページの静的コンテンツをキャッシュすることによりページの読み込み時間を大幅に短縮できます。また、サーバーリクエストも減少するため負荷軽減にもつながります。さらにCDN(Contents Delivery Network)を導入することで、グローバルなユーザー基盤に対してもキャッシュを適用できるようになります。

▼CDNについての詳しい記事はコチラ
【Web担当者が知っておくべき】CDNとは?概要やメリットを解説!

オートスケーリングの実施

サーバーの負荷軽減にはスケーリングの実施も効果的です。スケーリングとはサーバーの台数やスペックを増強し、システムの処理能力や耐障害性を向上させることを目的としています。特にクラウドサービスでは、トラフィックやCPUの負荷に応じてサーバー数を自動で増減することが可能です。

監視システムの導入

サーバーの状態を常に監視することは障害の早期検出・復旧するために非常に重要です。監視システムは、サーバーの稼働状況、リソースの使用状況、トラフィックのパターンなどをリアルタイムで追跡します。異常が検出された場合、システムは直ちにアラートを発報し担当者へ通知を行います。

▼サーバーの運用監視・監視項目についての詳しい記事はコチラ
クラウドサーバーの運用監視とは?監視項目や監視方法について解説

担当者の教育及び訓練

高トラフィックによるサーバーダウンは、サーバーへの設備投資だけでは防ぐことができません。Webサイトの異常時に即時に対応するサーバー管理担当者側のスキルも重要です。そのため、担当者の教育や定期的な訓練を行うことで非常時にも迅速に対応できるように準備をしておきましょう。教育・訓練内容として、バックアップ・リストアや手動スケーリング、サーバー再起動などの手順確認、テスト環境での訓練などが挙げられます。

サーバー管理の外部委託とメリット

サーバーダウンを防ぐためにはITインフラの導入と人的資源の投資が必要であると解説してきました。しかし、これらの対策の実施には多大なコストと時間を要します。この解決策として、サーバー管理の外部委託について紹介します。

効率化

サーバー管理の外部委託は、自社で管理・運用をするよりも非常に効率的です。

専門的な知識を持つ外部委託業者にサーバー運用を任せることで、社内リソースをメイン業務に集中させることが可能になります。またサーバー管理の専門業者は、その分野において常に最新の技術トレンドをキャッチアップしています。委託企業は常に最新のサーバー環境を維持することができ、セキュリティ向上や市場での競争力を高めることが可能です。

コスト削減

外部委託は、サーバー管理に関連するコストを削減する効果的な方法です。自社で管理運用を賄う場合、それに掛かる人件費や学習コストは高額になりがちです。例えば、24時間365日監視できる体制を整えるには5人~10人程度の人員が必要となります。

クロジカサーバー管理のご紹介

最後に当社のサービスである「クロジカサーバー管理」のご紹介です。

「クロジカサーバー管理」では24時間体制でサーバー監視・障害対応はもちろん、負荷分散やCDN、オートスケーリングを用いたサーバー環境の構築サービスを提供しています。

他にも、事業会社様のウェブサイトをデザインされるWeb制作会社様でクライアント様から「サーバー管理まで対応してほしい」というお声がある場合、Web制作会社様向けのパートナープログラムもご用意しておりますので、詳細のご質問などについてお気軽にお問い合わせください。

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ライター:kait78

元大手通信事業者のインフラエンジニア。ネットワーク・サーバー・AWS領域でIT/テック記事に特化した記事を執筆。Webサーバーにまつわる課題や悩みに対して実務経験を基にした、現場社員目線の課題解決となるアイデアを提供します。

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