こんにちは。「クロジカサーバー管理」コンサルティングチームの三谷です。
この記事は、AWS初心者向けAWS環境のWordPress基本パターン8つ作ってみたのパターン7を紹介する記事です。
AWS WAF+CloudFront+EC2とは
CloudFrontで海外でもサイト読み込みの時間を少なくし、かつWAFでWebサイトの脆弱性をカバーした構築パターンです。CloudFrontの設定さえ終えてしまったら非常に楽に構築できます。
料金の話
日本からのアクセスのみで、1ヶ月、10万PVで１リクエスト5MB、サーバー通信で5MB使うと想定します。
CloudFrontの場合
0.114 USD * 500GB + 0.060 USD * 500GB + 0.0120 USD/1万リクエスト * 10 = 87.12USD
ここに追加で、EC2などの料金が加算されます。
WAFを使うには、AWSをよく知らない人向けAWSのWordPress基本構成パターン8つでも紹介していますが、ロードバランサを使う方法もあります。ロードバランサの方が高いと紹介をしていますので、CloudFrontと比較してみます。
ロードバランサの場合
0.0243/時間 * 24時間 * 31日 + 0.008/GB * 1TB=26.0792USD
これだけ見てしまうとCloudFrontの方が高く感じてしまいますが、用途にあった方を使ってください。アクセス量に応じてCloudFrontの料金は上がりますが、ロードバランサは時間課金の料金が大きいため。
また、構成によりますがEC2インスタンス１台構成で、ロードバランサを使うメリットは無い(そもそも使えない？)ため、CloudFrontの利点が多くなります。
さいごに
規模にもよりますが、一箇所のリージョンでWAFを使用して負荷分散を行いたい場合はロードバランサ、負荷がそこまで重くなく世界展開させたい場合はCloudFrontと、使い分けてみてはいかがでしょうか。
Web担当者向け、AWSでWeb構築する際の見積もり5パターンより
コーポレートサイトをクラウドでセキュアに
無料ではじめるサーバー管理
クロジカガイドブック
- コーポレートサイト構築・運用の課題を解決
- クロジカサーバー管理の主な機能
- 導入事例
- 導入までの流れ
