SEOで、売上に貢献するWebサイト

いくらサイトが良くても見られなければ意味がありません。そのために必要なのが「SEO」です。

会社のWebサイトには、企業を認知してもらい信頼を獲得したり、 商品やサービスの認知度を上げたりなど、さまざまな役割が存在します。今や、Webサイトを持っていない会社の方が少ないのではないでしょうか?

SEOとは、Google などの検索エンジンを通じて、自社の顧客になりそうな人が来てくれるよう、Webサイトやコンテンツを調整する手法のこと。これを行うことで、集客率が一気に上がります。

このように、Webサイトを企業の売り上げにつなげているのが、愛媛にあるWeb制作会社、ICTビジネスサポーター株式会社。集客特化型のサイトを打ち出していて、SEO対策に強い会社です。

今回は、クロジカサーバー管理のパートナーインタビューです。中小企業のWebサイトにおけるSEOの重要性や、売り上げにつながるWebサイトの作り方、戦略の立て方などについて、ICTビジネスサポーター 代表取締役の能瀬さんにお話を聞きました。

システムエンジニアから独立の道へ

── まずはじめに、これまでの能瀬さんのご経歴を教えていただきたいです。

高等専門学校を卒業後、三菱系の商社に就職してシステムエンジニアとして働きました。その後、結婚を機に地元に戻ったタイミングで独立をしました。

当時は、主にWebサイトの制作やパソコンの修理、あとはインターネットの接続設定などをやっていました。20年前になりますが、この頃から常にSEOを意識するWebサイトを作っていました。

── 次に、貴社の事業内容を教えてください。

インターネットの接続設定やパソコンの修理もしていますが、今はWebサイトの制作と運用のお手伝いがメインですね。Webサイトをうまく活用するための改善やリニューアルを行っています。

── 続いて、貴社の強みや魅力をお伺いしたいです。

やはりSEOですね。SEOはまず狙うキーワードを決めることが大切です。例えばリフォーム会社だったら「愛媛県_リフォーム」といったように事業内容と一致するキーワードを選んでいきます。それが決まったら記事の作成です。

弊社でも記事を書いたり、レクチャーを行っています。検索した人の役に立つ検索結果を出すという考え方のもと、検索した人の解決を手助けできるような記事を作成することで、結果としてGoogleの評価も良くなるんですね。それがSEOの基本だと思っています。

── そのためにはどのくらいの記事が必要なんでしょうか?

私の考えでは、3,000〜5,000文字の記事が100本は必要だと思います。週に2〜3記事ぐらいのペースでいけば大体1年で100記事になりますので、このぐらいのペースがベストかと思います。

書けるのであれば毎日コツコツ書いていくのもありですね。基本的に私は自分でやった仕事は自分で書きますね。以前はライターさんに頼むこともありましたが、今はChatGPTという便利なツールがあるので、そういったAIツールも使用していますね。

Webサイトは「インターネット上の看板」

── Webディレクションにあたってのこだわりを教えてください。

まずは、Webサイトで何をしたいかを明確にすることですね。集客といっても問い合わせがほしいのか、リードがほしいのか、そこをちゃんと明確にするということです。

キーワードでリードを集めたり、上位表示をさせてお問い合わせ件数を増やすなど、大まかな戦略を明確にしてから実践することを心掛けています。

例えば何万アクセスあったとしても、それをちゃんとリード獲得やお問い合わせにつなげないと最終的な売り上げには結びつかないので、そこをきちんと考えないといけないですね。

── あらかじめ目的に合わせて戦略を練ることが大事なのですね。

そうですね。私は売り上げに貢献するWebサイトを作ることが当たり前だと思っています。Webサイトは、インターネット上に無限に文字や画像、動画を載せられる看板なので、お客様を連れてこないと意味がないと思っています。

──  サイトでの集客には色々な方法があると思います。改めて、SEO対策はなぜ必要なのでしょうか?

SEOは中小企業でもできる有効な集客方法だからです。繰り返しになりますが、検索する人が満足する検索結果を出すというのが、Googleのブレない考え方です。人は疑問に思ったり解決したいことがあるから検索するわけなんです。

何かの問題を抱えている人が検索するので、そこを解決できる記事を書いてあげれば、お客様も満足してGoogle側も良い検索結果を出してくれますね。

しかしSEO対策をしていない場合は、自社名でしか検索できないんですよね。

── SEOはお金をかければかけるほどいいというわけではなく、検索した人が満足する記事を作ることが重要なんですね。だからこそ中小企業も勝負できる対策ということですね。

そういうことになりますね。

作るのは、中小企業の売上げを増やせるWebサイト

── 「良いWebサイト」とはどういうものだと思いますか?

「良いWebサイト」とはちゃんと売り上げに貢献できることですね。お客様の中にはデザインにこだわっているけど、「なんでこのデザインなんですか?」って聞いても返事ができない方もいらっしゃいます。

「このデザインが売り上げに結び付くんですよ」ではなく、「いや、かっこいいでしょ?」と言われたら、そこは違うのではないかって思いますよね(笑)。

── お客さんにとっての「良い」が何なのかを一緒に考えて実践した結果、Googleで検索した時に上位に出てくるということですね。

そうですね。やはり、お客様の目的に合わせたWebサイトを作ることが一番大事です。

── これまでで最も印象深かったプロジェクトを教えていただきたいです。


WebサイトをリニューアルしてSEO対策をしようという方が多くいらっしゃるんですけど、デジタル化に際しては政府から補助金や助成金が出るので、そこを上手に使えば結構な費用をカバーしてくれるんです。

直近の印象深いプロジェクトでいうと、私たちが100記事くらい書いて、CRMという顧客管理システムを導入したり自動見積もりをWebサイトの中に入れてあげたりしてリニューアルをしたんですが、これらに要した250万円は助成金はカバーできましたね。

そのため、「実質持ち出し0」ということを謳わせてもらっています。


── 最後の質問ですが、今後会社をどのようにしていきたいと思いますか?

中小企業庁の発表では、「Webサイトを作って大きく売上が上がった」と答えている中小企業は3%しかないんですよ。そこを改善してあげたいなっていう思いが強いですね。

弊社のWebサイトのアクセス数は月に30万ビューですが、きちんとした戦略を立てて戦術を決めることで、同じようにアクセスを増やすことは可能です。そうなればお問い合わせも自然に入ってくるようになります。検索連動型のお問い合わせは営業トークがほとんどいらないので、少人数でやられている中小企業のご支援にはとても有効だと思っています。

今後はもう少し人数を増やしていろんな案件が取れるようにしていきたいと思っております。

── 中小企業であってもSEO対策でコツコツ記事を出すことで多くの集客を狙えるのは、かなり嬉しいですね!本日はありがとうございました。