【介護施設向け】データ消失対策|利用者の方々の大切な写真や動画を守るために

こんにちは。「クロジカ大容量ファイル管理」介護業ライターの若山です。

データ消失のリスクは、どの業界でも大きな問題ですが、特に介護施設においては、利用者の大切な情報を守るために適切な対策が求められます。

この記事では、介護施設に特化したデータ消失対策として、効果的なバックアップ方法やクラウドストレージの活用について解説します。

この記事を読むと、業務効率の向上や信頼性の確保、さらには利用者へのより良いサービス提供につなげることができます。是非この機会に、あなたの施設に最適なデータ消失対策を見つけてみませんか。

介護施設で起こりうるデータ消失の原因

介護施設では、日々の業務を円滑に進めるために多くの重要なデータを扱います。しかし、それらのデータが一部でも消失した場合、業務に大きな影響を及ぼすことがあります。

データ消失の原因は大きく分けて、人間の操作ミス、ハードウェア・ソフトウェアの故障、自然災害、ウイルス感染の4つに分けられます。それぞれについて詳しく見ていきましょう。

人間の操作ミスによるデータ消失

人間による操作ミスが原因でデータが消失する事例は、データの上書きや誤操作によるHDDのフォーマットが代表的です。このようなミスは、一度起きてしまうと取り返しのつかない事態となります。そのため、人間のミスを防ぐためには、ファイルを削除・上書きする前の確認を徹底することが大切です。

例えば、特定のファイルを削除する場合、そのファイルが本当に不要なものであるか、他の作業に影響を与えないか必ず確認しましょう。また、HDDをフォーマットする前には、必要なデータが残っていないかを再度チェックすることが求められます。一方で、万が一に備えて自動バックアップの導入も有効な対策となります。

ハードウェア・ソフトウェアの故障によるデータ消失

二つ目のデータ消失の原因は、ハードウェア・ソフトウェアの故障です。ハードウェア、特にHDDは論理障害や物理障害などのトラブルが生じる可能性があります。これらの障害は、人的ミスによる論理障害・経年劣化や物理的損傷による物理障害が主な原因です。

たとえば、HDDの平均寿命である3〜4年を超えて使用している場合、物理障害によるデータ消失のリスクが高まります。また、ソフトウェアの不具合が原因でパソコンがフリーズし、強制的にシャットダウンを行った際にファイルが破損することもあります。さらに、OSやファームウェアのアップデート失敗がデータ消失を引き起こす可能性もあり、注意が必要です。

自然災害によるデータ消失

三つ目のデータ消失の原因は、自然災害です。自然災害は予測困難であり、それが原因でデータ消失が起こる場合、大量のデータが一度に失われる可能性があります。そのため、災害対策として定期的なバックアップとデータのオフサイト保管が重要です。

例えば、大規模な地震が発生した際、施設のコンピューターが損壊するとともに、保存されていたデータも一瞬にして失われる可能性があります。しかし、定期的にデータをバックアップし、遠隔地に保管しておけば、データを回復する可能性が高まります。

ランサムウェアなどのウイルス感染によるデータ消失

四つ目のデータ消失の原因は、ウイルス感染です。ウイルス感染で多いのが、ファイルやデータを勝手に削除される被害です。また、ウイルスによってはファイルを上書きしてしまうものもあります。上書きされてしまうと復旧が困難となります。

具体的な例としては、ランサムウェアによってデータが暗号化・復元ができない状態にされ、身代金を要求されるケースがあります。このような被害を防ぐためには、ウイルス対策ソフトの定期的な更新や、パソコンの適切な使用方法を徹底することが重要です。

また、予防策として外部ストレージに定期的にバックアップを取ることも大切です。これにより、万が一データが消失しても、外部に取っておいたバックアップから復元できます。

データ消失対策:効果的なバックアップ方法

データ消失は致命的なダメージを与える可能性があります。それを防ぐための有効な手段は、適切なバックアップ方法を実行することです。

バックアップの重要性と頻度、ローカルでのバックアップ方法、クラウドを利用したバックアップ方法について説明していきます。

バックアップの重要性と頻度

データ消失対策としてバックアップは欠かせないものです。その理由として、万が一データが消失してしまった場合でも、バックアップがあればダメージが最小限になるからです。

具体的には、作業による新規データや修正データを継続的に保護することが可能となります。その頻度については、バックアップが高頻度であればあるほど安全性は増しますが、その一方で手間がかかり運用の負担は大きくなります。したがって、データの重要性と運用負荷を考慮に入れながら、バックアップの頻度を適切に設定することが重要です。

ローカルでのバックアップ方法

ローカルでのバックアップとは、自分のコンピューターやネットワーク内の外付けHDD・SSD、NAS(ネットワーク接続ストレージ)などにバックアップを行う方法です。この方法の利点は、自身が直接コントロールできる環境内でデータを管理できる点にあります。

具体的には、外付けHDDやNASに定期的にデータを保存することで、直近のデータ状態を保持できます。これにより、何かしらの問題が起きた際には、すぐにデータを復元し、業務の継続が可能となります。

ただし、自然災害などでローカルのバックアップ装置自体が被害を受けると、バックアップデータも消失する危険性があります。そのため、ローカルバックアップだけでなく、別の方法と組み合わせて使用することが推奨されます。

クラウドを利用したバックアップ方法

クラウドストレージを利用したバックアップは、ローカルバックアップの補完として非常に有用です。初期投資を抑えることができ、場所にとらわれることなくいつでもどこでもデータを利用できます。さらに、自社が災害の被害に遭っても、クラウド上に保存されたデータは守られます。

また、クラウドストレージは外部の専門的な企業が運営しているため、セキュリティ面でも安心できるメリットがあります。これにより、安全かつ効率的にデータを保管し、必要に応じてアクセスが可能となります。

介護施設におけるデータ管理の最適解:クラウドストレージの強み

介護施設におけるデータ管理では、安全性と利便性の両面からクラウドストレージの活用が最適な選択です。その主な理由は、セキュリティ対策の充実、どこからでもデータにアクセス可能な柔軟性、そして利用者のプライバシー保護に対する対策が挙げられます。

当社サービス「クロジカ大容量ファイル管理」に当てはめて、それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。

高セキュリティなネットワーク環境の構築

クラウドストレージは、高セキュリティなネットワーク環境を構築できます。具体的には「通信の暗号化」「二要素認証機能」「24時間365日の自動監視」など、多数のセキュリティ対策が取られています。

これらの対策により、データが第三者に漏えいするリスクを大幅に減らせます。したがって、クラウドストレージは、介護施設が大量の重要なデータを安全に管理するための最適な選択肢といえるでしょう。

外出先や自宅からのデータアクセス対策

また、クラウドストレージの利用により、外出先や自宅からでも安全にデータにアクセスできます。これは、介護施設のスタッフが柔軟に作業を行うために重要な機能です。

具体的には、緊急時やスタッフが自宅で作業を行う際など、施設外からでも必要なデータを確認・更新できます。このように、クラウドストレージは場所にとらわれずにデータ管理を行うことを可能にします。

利用者のプライバシーとデータ保護

最後に、利用者の個人情報保護についても、クラウドストレージは非常に効果的です。具体的には、個人情報や医療情報などの機密性の高いデータを、安全に管理し、不必要なアクセスから守ります。

また、データが誤って削除された場合や、システムがダウンした場合でも、クラウド上にバックアップがあるため迅速に復旧できます。クラウドストレージの導入により、利用者のプライバシー保護と業務の継続性を確保できるでしょう。

まとめ

では、今回のまとめです。

介護施設で起こりうるデータ消失の原因は多種多様であり、それらの予防に対する効果的なバックアップ方法の確立が求められます。

また、介護施設におけるデータ管理の最適解として、クラウドストレージの活用があります。これにより、高セキュリティなネットワーク環境の提供、外出先や自宅からのデータアクセス、利用者のプライバシーとデータ保護が可能となります。

データ管理は介護施設の運営における重要な要素であり、常に最新の方法を取り入れて改善し続けることで、データ消失のリスクを最小限に抑えることが可能です。より安全なデータ管理のために、定期的なバックアップとクラウドストレージの活用を取り入れましょう。

介護業でのファイル管理に「クロジカ大容量ファイル管理」

「クロジカ大容量ファイル管理」は、サービス計画書・ケア記録やケアプラン、事故報告書など様々な文書やデータを扱う介護業において、データ管理の"はじめの一歩" となるサービスです。

文書によっては、2年~5年の保存義務があることで物理的に書類管理をするのは年々困難になると予測されます。クラウドストレージはインターネット上に重要な書類を安全に保管して、簡単に必要な情報にアクセスすることのできるサービスです。

「クロジカ大容量ファイル管理」は初期構築費用を無料でスタートすることができます。
さらにマルチデバイス対応なので、タブレットからスマートフォン、PCからスマートフォンなどデバイスをまたいでデータ交換が可能です。また、施設長や責任者のみならず、職員の方々や利用者のご家族とのデータ共有をする場合は、利用者数に合わせたプラン選択ができます。

簡単に導入でき、安心安全で利便性の高い機能を備えています。
ファイル管理でお悩みの方はぜひお気軽にご相談ください。

参考資料:厚生労働省_高齢者施設等におけるオンラインでの面会の実施について


ライター:若山

介護福祉士として従事している傍ら、介護歴10年の経験を活かし、介護/福祉に特化した記事を執筆。介護現場のIT・デジタル化にまつわる課題や悩みに対して現場に即した、有益なアイデアを提供します。

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